オシダ(メンマ)綿馬 Dryopteris crassirhizoma ノキシノブ科
なお、北海道産D.pseudo-filix-masも有毒です。
根の主成分はフイリッキス酸Filixsäure C₃₅H₄₀O₁₃でその他数種の成分を含む。自然中毒は馬、牛にみられます。
症状
胃腸粘膜の刺戟により発炎して、吸収されると脳、脊髄を麻痺し発熱、痙攣ならびに心臓衰弱を来す。
特に注意すべきことは発病後数日で一眼または両眼に黒内障もしくは弱視を来します。また、腎臓より排泄されて実質炎を発します。
呼吸は始め強力ですが末期には漸次麻痺し窒息で斃れます。
療法
初期には粘滑剤を内用し刺戟を緩和させ、下剤は塩類下剤を用いヒマシ油は吸収を促進するから不利です。
脳障害には興奮剤の注射をなす。
その他高張ブドウ糖、生理的食塩水の注射を行います。

