家畜中毒

スポンサーリンク
家畜中毒

浸透殺虫剤 ~ ぺストックス 3 Pestox 3,OMPA(又はシュラーダン Schradan)(特定毒物)

1940年来、SCHRADER氏によつて研究されたもので、その目的は薬液を植物の根、茎葉から吸収または浸透させ、有効成分を植物全体に、行きわたらせて害虫を殺すためで、主としてアブラムシ、ダニ、カイガラムシのような吸液害虫に有効です。毒性の強...
家畜中毒

有機燐製剤 ~ ガサチオン Gusation

1955年、バイエル会社が17147として発表したもので、有効成分はO,o-dimethyl-S-(4-oxobenzo-1,2,3-triazino-3-methyl)-phosphorodithioateで、次の構造式を有し、m.p.7...
家畜中毒

有機燐製剤 ~ ジプテレックス及びDDVP(劇物)

性状Dipterexは1954年バイエル会社より発表されたもので、O,o-dimethyl-l-hydroxy2,2,2-trichloromethyl phosphateで、これは室温で水溶液中比較的安定です。m.p.78~80℃、水には...
家畜中毒

有機燐製剤 ~ ポタサン Potasan

SCHRADER氏が1947年E838と発表したもので、有効成分はO,o-diethylthiophosphoric-4methyl-7-oxycoumarin esterで、次の構造式をもちます。毒性はネズミ経口LD₅₀ 15mg/kgで...
家畜中毒

有機燐製剤 ~ クロールチオン Chlorchion

クロールチオン1952年ドイツ、バイエル会社Schrader氏の合成したもので、パラチオンよりは遥かに毒性が少ないのが特徴です。クロールチオンの性状メチル・パラチオンに塩素1分子を附け加えた化合物、O,o-Dimethyl-O-(3-chl...
家畜中毒

有機燐製剤 ~ ダイアジノン Diazinon(劇物)

ダイアジノン DiazinonスイスのGeigy会社がパラチオンの毒性を減じ、しかも効力のある有機燐剤として1952年に発表したもので特徴は蒸気圧が強く、その毒性はパラチオンの1/10程度です。ダイアジノンの性状有効成分はThiophosp...
家畜中毒

有機燐製剤 ~ パラチオン・マラソン混合乳剤(PM乳剤)

パラチオン・マラソン混合乳剤(PM乳剤)パラチオンの毒性を軽減し効力を弱めぬようにしたもので、パラチオンとマラソンを混合し、それに特殊乳剤を添加したものです。製品は赤褐色乃至暗褐色の特臭のある比重1.1の油状液体で、水に注ぐと直ちに乳濁液と...
家畜中毒

有機燐製剤 ~ マラソン剤

マラソン剤 Malathonパラチオン系殺虫剤の毒性を軽減する目的で、1950年頃にアメリカACC社が合成したもので人畜に対する毒性はパラチオンの1/100位となって、燐剤中もっとも低い。製品は1952年に発表されました。性状純粋なものは黄...
家畜中毒

有機燐製剤 ~ EPN

EPNの性状アメリカのDupont社で1947年合成され、1950年から販売されました。有効成分はp-Nitrophenylbenzene thionophosphonateで、パラチオン類似化合物ですが、構造式に見る通りベンゼン核が直接P...
家畜中毒

有機燐製剤 ~ TEPP Tetraethyl pyrophosphate(毒物)

TEPPの性状この化合物は既にNYLEM氏(1930年)によつて合成されたもので、殺虫力は、その後SCHRADER氏等により発表されました。本剤の化学構造式は上記の通りで、パラチオンのSをOで置き換え↓の代わりに↓を入れているところが特異で...
家畜中毒

有機燐製剤 ~ メチルパラチオン Methylparathion

メチルパラチオンの性状dimethyl-p, nitrophenyl-thiophosphateであり、パラチオンのエチル基がメチル基に代わったものです。構造式は下記m.p35℃、水には僅かに溶け、アルカリには不安定です。殺虫力は、エチル体...
家畜中毒

有機燐化合物系殺虫剤

有機燐化合物系殺虫剤有機燐製剤は最近現れたもので、その端緒はドイツバイエル会社Lever kusen研究所のG.SCHRADER氏が共同研究者である生物学者のH.KUKENTHAR氏の助力を得て1934年以来、数千種におよぶ有機燐新化合物を...
家畜中毒

その他の有機塩素剤 ~ トキサフェン・メトキシクロール・DDD・D-D

トキサフェントキサフェン Toxaphene Octachloro-campheneの分子式はC₁₀H₁₀Cl₈でクロールデンと類似した性質を持ちます。テルペン混合物の塩素化によつて得られChlorinated campheneともいわれま...
家畜中毒

その他の有機塩素剤 ~ ヘプタクロール・クロールデン

ヘプタクロールHeptachlor 1949年にアメリカで生産され、本邦では昭和31年以来使用されています。性状科学名は1,4,5,6,7,8, 8-heptachloro-3a, 4,7,7a-tetrahydro-4, 7-methan...
家畜中毒

アルドリン・ディールドリン・エンドリン ~ 剖検・血液検査・療法

剖検甚急性の経過をとつたものでは、消化器系を初め心、腎、肝、脾などには特別の変化を認めませんが、血液の凝固不全と汚紫色があり、また脳の充血、血管の怒張は極めて著明です。血液検査中毒の甚だしいものは一般に白・赤血球の増加を来し、白血球では好酸...
スポンサーリンク