消炎酵素剤
臨床的にはキモトリプシンの様な蛋白分解酵素やリゾチーム(卵白から抽出されたムコ多糖類分解酵素)などが抗炎症薬として用いられる。
人体用では主として経口投与で用いられます。
血中濃度を免疫学的に測定してみると経口投与された酵素の数%程度は吸収されるらしい。獣医臨床では皮下注射によって投与されることが多い。
実験炎症に対してこれらの酵素製剤は予防効果を示すが治療効果は認められない。
したがって去勢手術前に投与して術後腫脹を防止するような予防的用法には薬効の裏付けがあるかといえますが、既に発症した炎症に用いる用法には薬効の裏付けがあるとはいえない。
免疫抑制薬
医学領域では免疫抑制薬を主として臓器移植後の拒否反応の抑制に用いていますが、小動物や馬の臨床では自己免疫性皮膚炎の治療に用いています。
●金チオグルコース(aurothioglucose)
グルコースの1位のCに結合するOHをSAuに変えた化合物。抗炎症、抗リウマチ、免疫調節の作用があります。ヒトではリウマチ性関節炎の治療薬ですが、犬猫では自己免疫性の炎症の治療に注射で用います。
グルコースの1位のCに結合するOHをSAuに変えた化合物。抗炎症、抗リウマチ、免疫調節の作用があります。ヒトではリウマチ性関節炎の治療薬ですが、犬猫では自己免疫性の炎症の治療に注射で用います。
●アザチオプリン(azathioprine)
DNAやRNAの合成を阻害する細胞毒で、免疫抑制作用が強い。犬の自己免疫性皮膚炎の治療に経口投与で用いる。
DNAやRNAの合成を阻害する細胞毒で、免疫抑制作用が強い。犬の自己免疫性皮膚炎の治療に経口投与で用いる。
