炎症と抗炎症薬

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炎症と抗炎症薬

その他の抗炎症薬 ~ 消炎酵素剤・免疫抑制薬

消炎酵素剤臨床的にはキモトリプシンの様な蛋白分解酵素やリゾチーム(卵白から抽出されたムコ多糖類分解酵素)などが抗炎症薬として用いられる。人体用では主として経口投与で用いられます。血中濃度を免疫学的に測定してみると経口投与された酵素の数%程度...
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アニリン誘導体・ピラゾロン誘導体・スルピリン・フェニルブタゾンについて

アニリン誘導体この系の薬物はアスピリンと同程度の下熱鎮痛作用を示しますが、抗炎症作用は弱い。フェナセチン(phenacetin)とアセトアミノフェン(acetaminophen)フェナセチンは体内で脱メチル化されてアセトアミノフェンに変わっ...
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フルニキシン(flunixin) ~ 馬、犬猫の鎮痛下熱消炎や牛の大腸菌乳房炎(内毒素血症)の対症治療

フルニキシンはニコチン酸の誘導体で、動物専用の鎮痛抗炎症薬です。通常メグルミン(メチルグルカミン)塩で用います。フルニキシンはどの動物種でも殆ど代謝されず、蛋白結合率が95%程度です。したがって、どの動物種でも半減期が6時間程度です。薬用量...
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糖質コルチコイド、ヒドロコルチゾン(hydrocortisone) ~ ヒドロコルチゾンはショックの治療薬として用いられます

抗炎症作用を持つステロイドは糖質コルチコイドです。副腎皮質の主な糖質コルチコイドには動物種差があり、ヒト・犬・豚では糖質コルチコイド活性の大部分がコルチソール(コルチソールは生理学的名称で、医薬品名はヒドロコルチゾン)による。しかしウサギ、...
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サルチル酸誘導体 ~ この系の代表的薬物はアスピリンで古くから下熱鎮痛薬として熱性疾病の治療に用いられる

この系の代表的薬物はアスピリンですが、下熱作用・鎮痛作用・抗炎症作用を併せ持っており、古くから下熱鎮痛薬として熱性疾病の治療に用いられてきました。体内動態非ステロイド系抗炎症薬は一般にカルボン酸かエノールであり、pKa 4.5以下の中程度の...
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ステロイド系抗炎症薬(消炎ステロイド、合成皮質ホルモン薬)

体内皮質ホルモンであるヒドロコルチゾンを大量投与すると抗炎症作用を示しますが、副作用が強く現れるために使用が制約されます。このため、誘導体を作ることによって抗炎症作用が強く、副作用の弱い薬物が多く合成されており、ステロイド系抗炎症薬と総称さ...
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炎症とその媒介物質 ~ 炎症とは有害な刺激に対して動物組織が共通的に示す一連の局所反応

炎症の病態炎症とは有害な刺激に対して動物組織が共通的に示す一連の局所反応です。この反応では●刺激を受けてから反応が発現するまでに潜伏期がある。●各種の単位反応が同時に、また、順序良く進行●多くの場合に可逆的であって」、どの段階からも回復が可...
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ACTH ~ アミノ酸33個からなる分子量約4千のポリペプチド

分泌下垂体からのACTH分泌が多くなる原因としては死戦期、感染、外科手術、出産、寒冷などのストレスが挙げられますが、血中皮質ホルモンの濃度低下もフィードバック機構によってACTHの分泌を促す。体内動態ACTHはアミノ酸33個からなる分子量約...
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