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アングロ・アラブ(Anglo-arab)

アングロ・アラブ ウマ(馬)

アングロ・アラブ
 
 
原産地はフランス西南部。その生産地としてポンパドウール種馬牧場は有名です。分類上は純血種、軽種、乗馬です。
 
 
本種はサラブレッドとアラブとの交配により、またアングロ・アラブ相互の交配と、その両親の品種のいずれかとの戻し交配とによって作出されたものです。
 
 
基本的にはサラブレッドの雌に、アラブの雄を交配するものです。すなわち、サラブレッドの体格、体型、資質、ならびに速力に加え、アラブの特徴である強健性と持久力を加え、理想的な乗用馬を生産しようとしたものです。
 
 
品種としての成立は1833年です。
 
 

アングロ・アラブの外観

 
 
交配に際し、サラブレッドとアラブとの使い方によって、体型その他に、幾分差があります。特に競走馬向きか、とくに乗馬向きとかのものを生じる。しかし一般的には毛色は栗毛と鹿毛がもっとも多い。
 
 
体高は155~160cmでサラブレッドよりは小さく、アラブよりは大きい。
 
 
頭はアラブに似ている。頸の方向は高い。肩は長く、尻はサラブレッドよりは短いが、幅は広い。頭、頸、尻、尾の付着に、アラブの特色がよく現れています。
 
 

能力

 
 
体質強健で、飼養管理が容易であり、大雑把にいえば、サラブレッドとアラブの美点を兼備しています。すなわちサラブレッドに比べれば、体質強健、粗食にたえ、繁殖力にとみ、またアラブに比べれば体格強大で、能力にとみ、発育も速い。
 
 

分布

 
 
フランス以外、各国に分布し、馬の改良に用いられています。フランスでは最近は、競走馬、種馬としてよりは、寧ろ乗馬としての生産が多い。
 
 
本邦にも明治30年(1897)に初めて輸入され、その後3~4年は連続輸入されましたが、その後は、両原種の交配により、国内でアングロ・アラブの生産を行いました。
 
 
国の馬政計画でも大正13年(1924)から昭和10年(1935)にかけては、本邦の乗馬改良の標準を、このアングロ・アラブにおいたので、全国に広く飼われるようになりました。
 
 
ことに、北海道日高地方、青森、鹿児島、宮崎、宮城、福島の各県にて生産が盛んでした。現在はこの純粋繁殖は少ない。

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