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サラブレッド(Thoroughbred)

サラブレッド ウマ(馬)

サラブレッド
 
 
イギリス本国の原産、一名英純血種ともいう。分類上は、純血種、軽種、競走馬、乗馬です。原産地は土壌、石灰質にとみ、良草の豊富なところです。
 
 
このような恵まれた環境の下で、そこの在来馬のうち、特に駈歩をよくするものに東洋馬のアラブおよびその系統の馬を交配して作出されました。
 
 
アラブの輸入されたのは、TACOB 1世(1605~1625)の時代以降ということであり、以来歴代の皇帝は競馬を好み競走馬の改良に意を用いた。とくに、CHARLES 2世(1660~1685)は、アジアから雄馬だけでなく多くの雌馬も輸入し、サラブレッド改良の基礎を築きました。
 
 
その後も、王室中心に改良が進められ、さらに貴族、豪族が趣味とスポーツのために、競馬を愛好するようになり、競走馬として走力のある馬の生産改良が大いに推進されました。
 
 
また、スポーツとしての競馬は、馬の能力テストの役割をも果たし、サラブレッド成立のために大いに役立ちました。そのため公正な競馬が問題にされ、多くの新しい規定、その他が作られました。
 
 
また、1808年に血統登録書も発刊され、純粋繁殖、遂行の資とされました。このように競馬により選抜されたものを、さらに能力本位に改良せんとして近親繁殖を強行し、1850年代には一応体質的にも、能力的にも、すぐれたサラブレッドが固定されました。
 
 
その間、17世紀の初期から19世紀の中期にかけての約30年であって、馬の成立からいえば、短期間の方です。
 
 

サラブレッドの外観

 
 
毛色は鹿毛が多く、芦毛、青毛は比較的少ない。体高は、158~165cmで、160cmぐらいのものが多い。体重は450~520kg。顔が実によく乾燥し、鮮明(clean cut)です。
 
 
眼は豊円で和光に輝く、頸は長く筋肉充実し、方向は水平に近い。き甲は長大でしっかりとし、肩は長く傾斜が大であり、付着はよい。また背腰は広く強い。
 
 
肌は開帳良く長い。尻は長くやや傾斜し、筋肉の発達が良い。腹部は良く緊張し、ことに競争鍛錬中のものは、それが著しい。四肢の筋肉は長く、よく発達しています。
 
 
つなぎは特に弾力がある。また、皮膚は薄くよく乾燥しています。
 
 

能力

 
 
速度の速い疾走能力を示すに必要な体型と体格をもっています。体質的、気質的にも、それにふさわしいものです。しかも、これらの形質は強く子孫に遺伝します。
 
 
この馬は非常に品位にとんでいますが、それが、この遺伝状況を物語っているように思われます。ただし、いくぶん神経質で、体質弱く、持久力に乏しいことが欠点。
 
 

分布

 
 
世界各国とも本種を輸入して、純粋繁殖を行っています。またその土地の馬の改良に用いています。特に有名なサラブレッド産地は、イギリスのほか、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、オーストラリアですが、ヨーロッパのものは、イギリスのものに血統的にも、資質的にも近いですが、アメリカのものは、独自の特徴をもつものになっています。
 
 
本邦にも明治初年(1868)以来、戦時中を除き、ほとんど毎年雌雄が輸入され、純粋繁殖がくり返され、また、一部は他種の改良に用いられています。
 
 
ちなみに本邦の競馬の施工には、日本中央競馬会が主催する中央競馬と、都道府県または指定都市が主催する地方競馬とがあります。
 
 
またサラブレッド生産者の中央団体に、日本軽種馬協会があり、登録事業団体に軽種馬登録協会があります。

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