ブルセラ症は、主に牛や豚に感染する細菌性の病気ですが、馬にも多くの感染例が報告されています。また、人間もブルセラ症の危険にさらされており、重大な人獣共通感染症です。
ブルセラ症は、Brucella abortus(ブルセラ・アボルタス)または、B.suis(ブルセラ・スイス)の感染によって起こります。
B.abortus(ブルセラ・アボルタス)に感染した馬は、瘻孔形成、poll evil(馬の耳介後部の膿瘍)、敗血症性関節炎、化膿性脊椎炎、繁殖牝馬の流産などを発症します。
瘻孔を持つ85頭の馬を調査したところ、80%の馬からB.abortusが分離されました。
B.abortusに感染した馬のうち、92%が牛との接触を報告していました。
馬への感染経路
馬の主な感染源は、感染した豚や牛です。
ブルセラ菌は、感染した動物の尿、胎盤、排泄物で汚染された食物、牧草、水などを摂取することで感染します。
この菌は、環境の影響に対して中程度の耐性を持っていますが、直射日光で急速に破壊されます。糞尿、尿、水の中で4~6週間、氷点下の環境ではさらに長く生存することができます。
症状
●軽度の発熱
●流産
●不妊症
●筋肉の”かたさ”
●嗜眠
●馬の背峰の慢性炎症
診断
●病歴
●血清学的検査-抗体の検出
治療
※抗生物質
※支持療法
予防
※牛と馬を同じ牧場やその放牧地に近づけてはいけません。
※畜牛用として使用されてきたことのある牧場で馬を飼ってはいけません。

