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鳥類の人工授精で用いる雌鳥について

鳥類の人工授精で用いる雌鳥について 人工授精法

鳥類の人工授精で用いる雌鳥について

雌鳥について

満足な結果を得るためには、雌は次の条件が必要です。
 

1,産卵中であること、或いは怪我をしても良い鳥であること。

2,精子が卵子と結合する処で、より容易に精子が働けるように、輸卵管の先の方に認めべき硬い殻の卵があってはなりません。

 
操作について

雌に施術する全工程を通して記憶しなければならない事は、雌はデリケートですから穏やかに扱わなければならない事です。雄の場合と全く同様に雌を保持して刺激します。
 
 
前もって撫で、マッサージをして、操作者が圧力を加えると腔門は反転し、口が左側に現れます。此の口は円花窓、あるいは裂け目、また皮膚の折り曲げた一巻きの様なもので、これが輸卵管の端の開口です。
 
 
助手は、1ccのシリンジ、または薬液の滴下器のようなものを使って、精液を0.6~2.5cmの深さに此の口から入れなければなりません。広島農業短期大学の山根博士は特別に長いシリンジを使って精液を更に深く雌の子宮部まで挿入する方法を考案して、より良い結果を得ておられます。
 
 
一羽の雄に一羽の雌の場合は精液の全部を使えば良いのですが、様々な研究の結果、1回の授精には、0.05ccの精液があれば十分であることが解っています。
 
 
したがって、一羽の雄から採取した精液は適当な希釈液で4倍に薄めて、数羽の雌に授精します。希釈された精液は4日位の保存に堪え得ます。優秀な希釈液を作ることが重要な問題になります。
 
 
希釈液として普通使われるものは、鶏の卵黄を主成分にした卵黄緩衝液であります。これは燐酸塩、又はクエン酸塩の6.5%水溶液に卵黄を加え、更に9%のブドウ糖またはアミノ酸を加えて作ります。
 
 
希釈液には又、95℃で10分間消毒した牛乳も使用されます。卵黄はこの際、精子の栄養となって其の寿命を延長する役目をします。最近では、1年間も精液を保存できる希釈液も出来ています。
 
 
また、単に希釈して直ぐ使う場合は生理食塩水を希釈液として使えば良いのです。
 
 
授精の後、輸卵管が精液を内部へ引き入れ、正常な状態に帰す為には、素早く雌の体の圧力を弛めなければなりません。
 

記憶すべき点

1,満足な結果を生むための回数は多少雌によって異なります。授精はより多く頻繁な間隔で行うのが望ましいのですが、一週に一度の授精で満足な結果を維持できます。
 
 
2,有精卵は通常授精後48~96時間は得られるでしょう。また其の後、3週間も得られることがあります。一群からの有精卵のパーセンテージは5~7日で低下し、10日を越えると不満足となります。
 
 
3,七面鳥は他鳥より有精度が長続きします。また、雁は個体によって此れはかなりの違いがあります。

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