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骨折の治療 ~ 骨ネジによる固定について

骨ネジによる固定 骨折

 
 

骨ネジによる固定

 
 
骨ネジ(bone screw)は、蝶形骨折や脛骨粗面の裂離骨折の際に生じた小骨片の固定に使われます。また骨折線の長さが、骨の直径の2倍以上ある斜骨折、あるいは骨端部の骨折の固定にも応用されます。
 
 
しかし固定力がかならずしも十分でないから、髄内釘や骨プレートなどと併用されることが多い。骨ネジには皮質用ネジと海綿質用ネジとがあります。
 
 
皮質用ネジは、全長にわたってネジ山が切ってあって、主に骨幹の骨折に使用されます。
 
 
海綿質用ネジは、海綿質が多い骨端および骨幹端の骨折に使われます。
 
 
斜骨折の場合にネジを挿入する方向は、皮質の表面に対する垂線と、骨折面に対する垂線とがつくる角を二等分した角度にすれば、骨片がずれることなく、よい圧着効果(lag effect)が得られます。
 
 
斜骨折、螺旋骨折の骨折線が、骨の直径に比較して著しく長い時には、2本以上の皮質用ネジを挿入して圧着効果を高める。またその場合にも、骨に作用する捻転力に対抗するため、できれば複数のネジの挿入方向が同一面内にならないように変えておく。
 
 
海綿質用ネジは、ネジの先端寄りにだけネジ山が切ってあって、その部分だけが対側の骨片にねじこまれるように使用します。
 
 
骨片を整復し、適当な大きさのネジ孔をあけた後、ネジ山と同じ径の雌ネジ切りでネジ溝をきって、ネジを挿入します。海綿質のみからなる部分では、ネジの先端でネジ溝を切って進むことができる。
 
 
両方の骨片が互いによく接着している時にのみ適用されるもので、もしも欠損部がある時には、まず海綿質の破片を移植して欠損を充填します。

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