ハジラミ(biting lice、chewing lice)は形態学的にシラミに似ていますが、最大の相違点は口器の構造で、ハジラミでは噛むのに適した構造になっています。
触角が長く突き出た種と、短くてそれが溝に収まっている種とがあり、それぞれ別の群(亜目)(AmblyceraとIschnocera)に分けられますが、食性の上からも両者はことなり、前者は体表にいて脱落組織などを食べるbody liceであり、後者は毛や羽毛を食べるfur or feather liceです。
鶏には次の種があります。
●ニワトリオオハジラミ
体長約3mm、淡黄褐色で鶏の羽毛の少ない部分に最もふつうにみられます。世界各地に分布します。
●ニワトリハジラミ
約2mm、黄褐色で鶏にふつうにみられます。全世界に分布
●ニワトリナガハジラミ
体長2~2.5mm、細長く黒褐色の斑紋があります。鶏の翼におおい。
●ハバビロナガハジラミ
約2.0mm、黒褐色の斑紋があります。鶏の頭と頸の羽毛に寄生
●カクアゴハジラミ
●マルハジラミ
この両種は3~4mmの大形種で体幅が大きい。鶏に寄生
●ヒメニワトリハジラミ
1~1.5mmの小形種、形は前種に似る。鶏の綿毛に寄生
※家畜寄生のもの
●ウシハジラミ
体長1.5mm、淡黄褐色で赤・黒褐色斑がある。牛のき甲、尾根、頸、肩に寄生
●ウマハジラミ
体長2mm、馬に寄生
●ヒツジハジラミ
●ヤギハジラミ
●イヌハジラミ
体長1.5mm、頭部はおおきくて5角形
●ネコハジラミ
体長1.2mm
各種の家畜にそれぞれ固有種のハジラミがみられます。

