昆虫類皮膚ハエウジ症(症状・防除) ~ 皮膚ハエウジ症の予防には、常に動物の健康状態・創傷や皮膚病に注意し、速やかに治療する 皮膚ハエウジ症はハエ幼虫の皮膚寄生に原因する疾病であり、クロバエ科、ニクバエ科、イエバエ科その他の幼虫が関係します。特にクロバエ科の幼虫が主であり、イエバエ科の幼虫によるものは少ない。クロバエ科の、screwworm flies(Cochl... 2021.11.06昆虫類
昆虫類ノミの症状 ~ 刺咬吸血による痒覚から噛む、ひっかく、などの不安状態および被毛不良、体重減少がみられる ノミの寄生による病害は犬、猫に重要です。これら動物に寄生するノミの好寄生場所は背、腋下、下腹、内股部であり、刺咬吸血による痒覚から噛む、ひっかく、などの不安状態を生じ、また、被毛不良、体重減少がみられます。ノミの刺咬局所には皮膚炎を生じます... 2021.10.17昆虫類
昆虫類毒ガ(蛾)幼虫症の症状 ~ 動物が毒針毛に触れると、皮膚に刺さり激しい疼痛と皮膚炎を生じます 毒ガ幼虫症は鱗翅目に属するガの幼虫の毒毛(毒腺毛、毒針毛)あるいは毒毛を含む抜け殻・まゆなどに、動物やヒトが接触したり、あるいはこれらを嚥下して発症します。本邦で重要なガの種類は、イラガ科のイラガ、ドクガ科のドクガ、チャドクガ、カレハガ科の... 2021.10.17昆虫類
昆虫類シラミおよびハジラミの症状 ~ 動物は神経質となって採食・安眠が妨げられます シラミ、ハジラミは被毛内に寄生しており、ハジラミは活発に被毛内を移動します。シラミ目の虫は、哺乳動物に寄生し、若虫、成虫ともに吸血性でsucking liceといわれ、吸血した虫体は褐色にみえます。ハジラミ目の虫は鳥類、哺乳動物に寄生し、非... 2021.10.17昆虫類
昆虫類蚊の症状 ~ 安眠が妨げられ、おびただしい数の吸血によって失う血液量も多い 蚊は吸血の為に動物周辺に群がり、きわめて多数が刺咬し吸血します。そのために動物は安眠が妨げられ、おびただしい数の吸血によって失う血液量も多い。そのために動物は増体量、泌乳量、産卵率など生産性の低下が認められます。また、まれですが激しい吸血に... 2021.10.17昆虫類
昆虫類ヌカカの症状 ~ 夜間に動物舎内に飛来して吸血しますが、その飛来数は一般にきわめて多い ヌカカは温暖な季節に活動し、夜間に動物舎内に飛来して吸血しますが、その飛来数は一般にきわめて多い。動物は刺咬刺激に悩まされて安眠が阻害され、産卵率、育成率の低下など、生産性の低下の原因となります。また、刺咬が原因での皮膚炎が発生します。オー... 2021.10.16昆虫類
昆虫類ブユの症状 ~ ブユの多数の飛来・吸血によって悩まされ、不安状態となります ブユは温暖な夏季に活躍し、主に早朝と夕刻に動物を襲います。動物はブユの多数の飛来・吸血によって悩まされ、不安状態となり、家畜では生産性の低下も現れます。大動物では頭部、四肢、腹部、乳房部が好む刺咬部位であり、これらの局所に刺咬による強い痒覚... 2021.10.16昆虫類
昆虫類ハジラミ ~ シラミに似ていますが、最大の相違点は口器の構造で、ハジラミでは噛むのに適した構造です ハジラミ(biting lice、chewing lice)は形態学的にシラミに似ていますが、最大の相違点は口器の構造で、ハジラミでは噛むのに適した構造になっています。触角が長く突き出た種と、短くてそれが溝に収まっている種とがあり、それぞれ... 2021.10.16昆虫類
昆虫類ノミ ~ ノミは雌雄ともに吸血して動物に害を与えるほか、病原体を媒介する ノミ(Fleas)、ノミは昆虫類(綱)隠翅類(目)に属する小形(2~4mm)の昆虫で、翅はなく、体は左右に扁平で頭部と胸部には特有の棘櫛(クシ、comb)という歯状の剛毛があります。後脚は跳ねるのに適して強大です。口器は吸血の為に針状。ノミ... 2021.10.16昆虫類
昆虫類ニワトリフトノミ ~ 本来鶏に寄生しますが、ネズミその他の哺乳類にも寄生 ニワトリフトノミ(Echidnophaga gallinacea)、体長約1mm、寒冷地を除く各地に分布する種で、本来鶏に寄生しますが、ネズミその他の哺乳類にも寄生します。神戸・大阪地区に多く、近似の(ネズミフトノミE.murina)との区... 2021.10.15昆虫類
昆虫類ヒトノミ ~ 条虫、糸状虫の中間宿主 ヒトノミ(Pulex irritans)、雄2mm、雌3mm、前胸と頬の棘櫛がない。前頭部はまるい。ヒトのほか犬、猫その他の動物も吸血します。条虫、糸状虫の中間宿主となり世界的に分布する普通種です。 2021.10.15昆虫類
昆虫類ネコノミ ~ 瓜実条虫の中間宿主 ネコノミ(Ctenocephalides felis)、体長約2mm、イヌノミに似ていますが頭部が細長く、その前縁の形が異なり尖っています。猫のほか犬、ヒト、ネズミも吸血します。瓜実条虫の中間宿主です。世界に広く分布し、普通種です。 2021.10.15昆虫類
昆虫類イヌノミ ~ 条虫と糸状虫の中間宿主 イヌノミ(Ctenocephalides canis)、雄1.2~1.8mm、雌1.6~2.0mm、頬棘櫛と前胸棘櫛の両方があります。頭はネコノミほど細長くなく前縁がまるい。犬におおいが猫やヒト、ネズミも吸血し、条虫と糸状虫の中間宿主となり... 2021.10.15昆虫類
昆虫類ニワトリヌカカ ~ 鶏ロイコチトゾーンを媒介 ニワトリヌカカ(Culicoides arakawae)、雌は黄褐色、体長1.3~1.8mm鶏を好んで吸血し、鶏舎のヌカカの大部分を占めます。春から秋まで発生し、吸血は夜間です。鶏ロイコチトゾーンを媒介します。北海道南部以南に分布します。 2021.10.14昆虫類
昆虫類ヌカカ ~ ヌカカは雌だけが吸血します ヌカカ(biting midges)、ヌカカは長角類(亜目)のヌカカ科に属します。本邦から200種以上知られていますが、脊椎動物を吸血し被害の認められるものは約20種です。ヌカカは体長1~2mmの微小な種が多く、翅を重ねて休止し、翅に褐色の... 2021.10.14昆虫類