豚回虫(Ascaris suum)、虫体は雄15~25cm、雌20~40cmで、体の両端に向かって次第に細くなりますが、頭端は切断したようにみえます。
新鮮な虫体は紅色を帯び光沢があり、3個の口唇は発達しています。肛門は尾端に近くに開きます。
虫卵は黄褐色、円形に近い楕円形で、おおきさ50~70 x 40~50㎛
卵殻は厚く、表面に蛋白膜があるので平滑ではありません。内容は単細胞となります。
雌の単性寄生などの場合にみられる不受精卵は楕円形で大きく63~98 x 40~60㎛、卵殻が薄く、蛋白膜も不規則で、内容も顆粒状です。
また、比重も受精卵よりおおきい。ヒトに寄生するA.lumbricoidesとの異同については長く論じられてきました。両種は形態学的にはほとんど区別できないが、交差感染が成立することは稀です。
また抗原的にも差異が認められています。
豚、特に4ヶ月齢以下のものの小腸に寄生します。古い豚舎に飼育された子ウシに感染した例があります。
世界的に分布しています。
豚回虫 ~ 豚、特に4ヶ月齢以下の小腸に寄生
線虫類
