肝吸虫(Clonorchis sinensis)、へら(箆)形吸虫という異名があるように細長い竹葉状で薄く、10~25 x 2~3mm、新鮮時には暗赤色、槍形吸虫に似ていますが、それよりも大きく、体前半分の中央に虫卵が充満した子宮の部分が黒くみえる点で区別できます。
染色標本では体の後部に樹枝状の精巣がみられます。虫卵は幼虫を含み、黄褐色で小さく(25~35 x 12~20㎛)、寄生虫卵では最小の部類に入ります。
腸寄生の横川吸虫卵に似ていますが、小蓋の付着部が著明に突出していること、卵表面に亀甲模様があること、小蓋と反対側の先端に小突起があることで区別できます。
肉食動物(犬、猫、テン、タヌキ)、豚、ヒトなどの胆管に寄生します。
東アジア諸地域に分布し、本邦では北海道、青森、岩手を除く大河川の下流などの湖沼地帯に流行がみられます。
肝吸虫 ~ 肉食動物(犬、猫、テン、タヌキ)、豚、ヒトなどの胆管に寄生します
線虫類
