
アメリカのトウモロコシ地帯の原産ともいわれ、また19世紀の初期にイギリスのハンプシャー地方から、その祖が輸入されたともいわれています。
正確なことは不明ですが、アメリカで有名になったことは間違いありません。
アメリカのケンタッキー、マサチューセッツの両州に長年の間、スインリンド(Thin Rind 薄皮豚)と称されて、飼われていたものを、1904年からハンプシャーと称するようになり、ここに本種が成立しました。
ハンプシャーの外観
体は黒色のブタですが、肩から前肢にかけて、10~30cm幅の帯状の白斑があります。
しかもこの斑紋は、よく固定している。アメリカではこれをWhite Bandといい、その幅は体長の3分の2以下を理想とします。体重は、雌200~250kg、雄250~300kg、タイプから言えばミート型です。
頭部中等大で、顔はしゃくれていません。耳は直立するか、やや前外方に向かう。胴は長さも深さも、大体中庸です。体はブタとしては良くしまった方です。
能力
飼料利用性が高く、放牧にも適します。また環境適応性が大です。
肉質良好で、赤肉と脂肪との割合がよく、と肉歩留も高い。1腹10~12頭で、アメリカ種のうちではもっとも多産です。
分布
アメリカ以外に、カナダに分布します。
本邦にも古くから入り、一時、京阪神地方では普及していたこともあります。現在はほとんどいない。

