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前胸部の疾患 ~ 胸腫

前胸部の疾患 ~ 胸腫 胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患

 
 

胸腫(anticor)

 
 
胸腫とは、肩端および前胸部に発した腫瘤を総称していい、馬に多く発生する。
 
 
一般に前胸部の腫瘤は前胸腫anterior anticorと呼ばれ、また肩端部のものは肩腫shoulder lumpといわれます。
 
 

原因

 
 
胸腫といわれる疾患には、次のようなものが含まれます。
 
 

(ⅰ)表在性:馬では、血腫・膿瘍・ブドウ状菌腫・線維腫・黒色肉腫などがある。犬では、肉腫・脂肪腫による場合が多い。
 
 
(ⅱ)深在性:馬に発生する筋間膿瘍・前胸リンパ節膿瘍、胸骨柄粘液嚢炎などがある。

 
 
症状:一般に血腫および腫瘍は、局所の増温・圧痛をほとんど示さないが、化膿性炎症にもとづくものは、波動・熱痛を伴うものです。
 
 
治療法:胸腫のうち、化膿が成熟しているものは、ただちに切開排膿して化学療法をほどこし、また化膿の徴候のあるものは、皮膚刺激薬を塗布してその成熟を待ち、適期に同様の処置を行う。

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