胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患横隔膜の疾患 ~ 先天性横隔膜ヘルニア・横隔膜破裂 先天性横隔膜ヘルニア(congenital hernia of the diaphragm)胎生期における発生上の横隔膜の欠損にもとづき、腹腔内の臓器の一部が胸腔や心内膜に逸脱した状態で、内ヘルニアのひとつに数えられる。先天性横隔膜ヘルニア... 2022.04.29胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患
胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患気管および肺の疾患 ~ 肺気腫・肺の腫瘍 肺気腫(pulmonary emphysema)肺気腫は、犬に多く発生し、他の家畜でもみられる。肺が持続的に空気で拡張し、吸気位を取った状態をいう。原因:慢性気管支炎に伴う激しい咳嗽がもとで発症することが多い。犬では糸状虫症の経過中にしばし... 2022.04.28胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患
胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患気管および肺の疾患 ~ 気管虚脱または扁平気管・気管狭窄 気管虚脱または扁平気管(tracheal collapse)この疾患は犬にみられ、とくに壮・老齢で、肥満型の小型犬に多く発見される。気管虚脱という症候群の多くは、気管が頸部の中頃から胸廓入口付近にわたって、背腹方向から圧迫されたように狭窄し... 2022.04.27胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患
胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患胸膜および縦隔の疾患 ~ 膿胸 膿胸(pyothorax(empyema thoracis))胸膜腔内に膿汁の貯留した疾患で、臨床的には、肺病巣や胸壁および縦隔など近接する器官の炎症性変化が胸膜に波及しておこる。とくに猫および犬に多くみられ、気管支拡張症の穿孔波及や肺炎の... 2022.04.26胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患
胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患胸膜および縦隔の疾患 ~ 胸膜炎および縦隔炎 胸膜炎および縦隔炎(pleurisy(pleuritis)and mediastinitis)胸膜と縦隔(膜)は比較的脆弱な漿膜で、さまざまの原因によって容易に炎症を発生する。一般に漿液性滲出物がないかまたはごく少ないものは、乾性胸膜炎(縦... 2022.04.25胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患
胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患鬐甲部の疾患 ~ 鞍傷 鞍傷(sitfast)本症は、馬の受鞍部における皮膚および皮下織の挫傷性の損傷で、乗馬および輓馬に多発。原因:鞍具の長時間にわたる持続的圧迫・鞍具の構造不良・装鞍失宣・積載法の不正、乗御失宣、馬匹の体形不良(鬐甲部の過高・過低・鯉背・平助・... 2022.04.24胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患
胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患前胸部の疾患 ~ 胸腫 胸腫(anticor)胸腫とは、肩端および前胸部に発した腫瘤を総称していい、馬に多く発生する。一般に前胸部の腫瘤は前胸腫anterior anticorと呼ばれ、また肩端部のものは肩腫shoulder lumpといわれます。原因胸腫といわれ... 2022.04.23胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患
胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患 ~ 胸壁の損傷・挫傷・肋骨瘻および胸骨瘻 胸壁の損傷胸壁に発生する損傷・創傷および挫傷には、その症状および予後についてそれぞれまったく異なったものがあるから、診療上とくに慎重に取り扱う必要があります。創傷(wound):胸壁の創傷は、不透創および透創に分けて理解する必要がある。不透... 2022.04.22胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患
胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患 ~ 胸部の検査法・開胸手術法 胸部の検査法胸部の疾患を診断するためには、胸壁や前胸部に発生するもの、および胸腔内臓器の疾患の有無について、種々の角度から検査しなければなりません。胸壁や前胸部の体表における損傷や血腫、粘液嚢炎、瘻孔、腫瘍などは視診や触診などの一般検査で診... 2022.04.21胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患
胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患 ~ 解剖と生理 解剖と生理家畜の胸部は、前胸部と胸壁(側壁)部および胸背部に分けられます。胸壁:胸椎、肋骨、胸骨と肋間筋からなり、その上を胸筋や背筋が被っている。そして、胸腔内の諸臓器を保護するとともに、それらの機能に関与しています。胸膜:一層の薄い内皮層... 2022.04.20胸壁、胸膜、縦隔、気管、肺および横隔膜の疾患