ピレスロイドは除虫菊の殺虫成分であるピレトリンやその誘導体で、合成品も多い。
害虫に対する効果は速効性で、飛んでいる害虫に直接噴霧すると虫は直ちに運動麻痺になり落下する(ノックダウン効果)。
作用量が多ければ害虫は死亡する(致死効果)。
天然のピレトリンはノックダウン効果を示す用量と致死用量とが大きく離れているし、空気中で容易に酸化されるため残効性が期待できない。
したがって油剤の虫体直接噴霧とか蒸散剤として用いられます。
動物用医薬品として用いられている最近の薬物は殆どが合成品であり、ノックダウン用量と致死用量が近く、また酸化に抵抗性があるので1~2日の残効性が期待できる。
したがって油剤だけでなく、水和剤の畜舎内噴霧用剤も作られています。
応用
毒性の低い薬物であるから、畜舎内の空中散布に用いる。
レスメトリン(resmethrin)、ペルメトリン(permethrin)
ピレスロイドのうち、致死効果が高く、残効性のある化合物。
同系の薬物でもアレスリン(allethrin)、フタルスリン(phthalthrin,テトラメトリン)、などは速効性ですが殺虫力が弱く、残効性がない。
ピレスロイドのうち、致死効果が高く、残効性のある化合物。
同系の薬物でもアレスリン(allethrin)、フタルスリン(phthalthrin,テトラメトリン)、などは速効性ですが殺虫力が弱く、残効性がない。
フルメトリン(flumethrin)
ダニ類に対して強く、例えば蜜蜂ヘギイタダニの感受性は蜜蜂の感受性の1万倍です。各種家畜ダニ駆除には油剤(ポアオン剤)や乳剤が用いられます。
ダニ類に対して強く、例えば蜜蜂ヘギイタダニの感受性は蜜蜂の感受性の1万倍です。各種家畜ダニ駆除には油剤(ポアオン剤)や乳剤が用いられます。
エトフェンプロックス(etofenprox)
ハエと蚊の成虫だけでなく、幼虫(ウジ、ボウフラ)にも有効で、それらの発生場所に用いる。
ハエと蚊の成虫だけでなく、幼虫(ウジ、ボウフラ)にも有効で、それらの発生場所に用いる。
ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)
昆虫のマイクロソームにおけるピレスロイドの酸化を阻害するのでピレスロイドの殺虫効果を強化する。各種のピレスロイド剤に配合される。
アレスリンなどの非残効性ピレスロイドへの協力作用が強い。
昆虫のマイクロソームにおけるピレスロイドの酸化を阻害するのでピレスロイドの殺虫効果を強化する。各種のピレスロイド剤に配合される。
アレスリンなどの非残効性ピレスロイドへの協力作用が強い。
