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糞線虫症(症状・予防) ~ 食欲不振、元気消失、急性腸炎による下痢が必発し、血液・粘液性から白痢性の下痢が頻発します

糞線虫症(症状・予防) 線虫類

 
 
成豚では寄生しても通常は症状を認めません。幼豚でも軽度感染では一般に症状をみませんが、重度寄生した場合に症状は顕著です。
 
 
病豚は食欲不振、元気消失、急性腸炎による下痢が必発し、血液・粘液性から白痢性の下痢が頻発します。可視粘膜は蒼白となり、削痩し死亡例も現れます。
 
 
感染初期に表層性皮膚炎が腹部、首、肩部の皮膚にみられます。めん羊、ウシにおける乳頭糞線虫寄生では症状の発生をみることはすくないが、子羊、子牛が重度寄生すると、食欲不振、下痢、粘・血液便排出、脱水、体重減少、発育不良などが現れます。
 
 
子馬では馬糞線虫感染によって、生後9~13日に下痢があらわれますが、1~2歳馬では多く寄生をみますが症状を示すものはなく、放置すれば虫体は自然に減少して、3歳馬にはほとんどみられなくなります。
 
 
犬における糞線虫寄生は3ヶ月齢以下の幼犬にみられ、症状を3期に区別することができます。
 
 

●侵入期

感染幼虫の経皮感染によって、侵入した皮膚局所に紅斑・掻痒症を伴う皮膚炎が一過性に認められます。
 
 
●体内移行期

体内移行の幼虫による肺障害から発熱、咳、浅く速い呼吸がみられます。

呼吸器症状は一般に下痢のみられる約1週間前に現れます。
 
 
●小腸寄生期

食欲不振・抑うつ状態を認めます。下痢は、最初は水様性下痢ですが、やがて血液・粘液性の悪臭のある下痢となります。

削痩、栄養障害、脱水も現れ、激しい場合は死亡します。

 
 

糞線虫症の予防

 
 
病獣を健康獣から隔離し、繰り返して駆虫を行い、感染源の散乱と、飼育環境の汚染を防止します。糞線虫は自由生活世代で増殖するので、自由世代の繁殖に好適であるような条件(適温、湿度、pH5~6)を与えぬように、畜舎の衛生、乾燥を保つように留意します。
 
 
感染幼虫(フィラリア型幼虫)を含めて自由生活世代の成虫と幼虫は乾燥や5℃以下および40℃以上の温度により死滅し、また化学薬品に対する抵抗力も弱い。
 
 
したがって、畜舎は日光を当て、乾燥・衛生に留意します。
 
 
また、湿った寝わらや糞便は速やかに排除します。

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