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ノミの症状 ~ 刺咬吸血による痒覚から噛む、ひっかく、などの不安状態および被毛不良、体重減少がみられる

ノミの症状 昆虫類

 
 
ノミの寄生による病害は犬、猫に重要です。これら動物に寄生するノミの好寄生場所は背、腋下、下腹、内股部であり、刺咬吸血による痒覚から噛む、ひっかく、などの不安状態を生じ、また、被毛不良、体重減少がみられます。
 
 
ノミの刺咬局所には皮膚炎を生じますが、これは唾液成分に原因し、特に唾液成分によるアレルギー性皮膚炎の発生が重要です。
 
 
ノミアレルギー性皮膚炎は、ノミの唾液中の不完全抗原が、皮膚コラーゲンと結合して活性抗原として作用し、過敏症個体において即時型および遅延型アレルギー反応をみるものです。
 
 
ノミの刺咬部の皮膚に腫脹、丘疹、紅斑が認められます。さらに痒覚による自己加傷から二次的皮膚外傷、被毛破損、脱毛が生じ、急性湿性炎症をみることもおおい。
 
 
慢性経過のものでは散漫性脱毛、皮膚肥厚、苔癬化、角化、色素沈着などの慢性病変が、主として背、腰、臀、尾根部に認められます。
 
 
組織変化として初期に皮膚上層部に血管拡張、浮腫が慢性期には表皮肥厚、苔癬化が特徴であり、また皮膚上層にリンパ球、肥満細胞、好酸球、好中球などの細胞浸潤が認められます。
 
 
犬にみられるこのようなノミアレルギー性皮膚炎は6ヶ月齢以上の年齢に発生し、約5歳にピークがあります。
 
 
犬種、性による差はなく、長毛種に多発するといわれますが、必ずしも被毛の長短による差はないと考えられています。
 
 
この皮膚炎は年間を通してみられますが、低温の冬には軽度となり消退するものもあります。
 
 
ニワトリフトノミは飛躍力はほとんどなく、鶏の眼の周辺、肉冠、肉垂の周辺部に寄生し、激しい痒覚、局所浮腫や潰瘍を生じます。
 
 
重度寄生で貧血、産卵率低下がみられ、幼雛ではときに死の原因となります。このノミは鶏以外の鳥類、犬、猫、その他動物に寄生をみることもあります。

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