シアン化物(「prussic acid (青酸) 」 、 「hydrocyanic acid (シアン化水素酸) 」 とも呼ばれる)は非常に強力で、急速に作用する毒物です。
いくつかの一般的な植物は、植物の表皮細胞(外側組織)に見出されるシアン配糖体を大量に蓄積する能力を有します。
これらの植物は葉肉細胞(内部組織)内にある酵素も含んでおり、これらの酵素は破裂するとシアン配糖体と混合してシアン化物を生成します。
これらの植物細胞は、萎凋、乾燥、破砕、咀嚼、細断、踏みつけ、凍結、および植物の切断によって破壊されます。
さまざまな濃度のシアン化物を含む植物の部位を摂取すると、毒素は急速に牛の血流に入り、牛の体中に運ばれます。シアン化物は体内の細胞による酸素の使用を阻害し、窒息を引き起こします。
高濃度のシアン化合物を生成することができる植物
●アンズ(Apricot)
●シバナ(Arrowgrass)
●桜の木(Cherry trees)
●苦扁桃(Bitter almond)
●ニワトコの実(Elderberry)
●セイバンモロコシ(Johnsongrass)
●桃(Peach)
●スーダングラス(Sudangrass)
●シロツメクサ(White clover)
これらの植物から検出されるシアン化合物の量は、植物の部位、季節、植物の成長段階、最近使用された除草剤の有無、および環境条件によって異なります。
干ばつや霜や凍結は、影響を受けた植物に高レベルのシアン化合物が蓄積されるリスクを高めるストレス条件です。
植物の成長を阻害するようなストレス条件は、より多量のシアン化合物を発生させる原因となります。また、新しい植物の成長は、成熟した植物よりも高いレベルのシアン化合物を有しています。
シアン化合物を蓄積する飼料用牧草の葉は、茎の25倍のシアン化合物を生成します。
体重400kgの牛が、チョークチェリー(Prunus virginiana)の生葉を1kg摂取するだけで、致死量のシアン化合物を摂取することになります。牛のHCNの致死量は体重2.0mg/kgです。
症状
●よだれ
●突然死
●ふらついている、よろめいている
●血液が鮮やかな桜色をしている(ピンクがかっている赤色の色合い)
●呼吸困難
●崩れるように倒れる
●鮮やかなピンク色の粘膜
治療
※亜硝酸ナトリウム
※チオ硫酸ナトリウム

