吸虫

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駆虫薬

吸虫駆虫薬(antitrematodal drugs) ~ 吸虫駆虫薬としては主として牛の肝蛭症に有効な薬剤が用いられている

牛の肝蛭駆虫薬本邦における家畜の吸虫症では牛の肝蛭症(かんてつしょう)だけが多発疾病です。したがって吸虫駆虫薬としては主として牛の肝蛭症に有効な薬剤が用いられています。本邦の乳牛飼育では粗飼料に稲わらを用いているので、水田にヒメモノアラガイ...
駆虫薬

駆虫薬について ~ 体内に寄生する線虫、条虫、吸虫を駆除する目的の薬物

駆虫薬は体内に寄生する蠕虫類、即ち線虫・条虫・吸虫を駆除する目的の薬物です。蠕虫のうち線虫と条虫のおおくは、消化管内に寄生していますが、吸虫類および一部の線虫は各種内臓組織(消化管壁を含む)に寄生しています。しかし全体的には消化管内寄生虫が...
線虫類

Prosthogonimus macrorchis(oviduct fluke) ~ 北アメリカの鳥類に寄生します

Prosthogonimus macrorchis(oviduct fluke)(一般に卵管吸虫と呼ばれる)体長5~7mm、洋ナシ型虫卵は、26~32 x 10~15㎛北アメリカの鳥類に寄生します。
線虫類

Prosthogonimus pellucidus ~ 鶏卵吸虫と同様に鳥類に寄生

Prosthogonimus pellucidus:虫体は、8~9 x 4~5mm、虫卵は27~29 x 11~13㎛小蓋と反対の極に小棘があります。鶏卵吸虫と同様に鳥類に寄生し、ヨーロッパ、北アメリカに分布します。
線虫類

鶏卵吸虫 ~ 宿主は鶏、ガチョウ、カラス、ムクドリなどの野鳥

鶏卵吸虫(Prosthogonimus ovatus)、虫体は、3~6 x 1~2mm、扁平で幅広く、生殖口は口吸盤の側方に開く。虫卵は暗褐色で小さく、22~24 x 13㎛で幼虫を含みます。宿主は鶏、ガチョウ、カラス、ムクドリなどの野鳥ヨ...
線虫類

鮭中毒吸虫 ~ 犬、コヨーテ、キツネ、アライグマ、ミンク、スカンクときにヒト、ヤマネコの小腸前半部に寄生

鮭中毒吸虫(Nanophyetus salmincola)、Troglotrematidae科に属し、虫体は白色ないしクリーム色、0.8~1.1 x 0.3~0.5mmで小さく、洋ナシ状で扁平虫卵は、60~80 x 34~50㎛で黄褐色犬、...
線虫類

壺形吸虫 ~ 猫、犬、イタチの十二指腸・空腸の粘膜面に付着器官で固着します

壺形吸虫(Pharyngostomum cordatum)、Diplostomatidae科の吸虫は特異な形をもち、壺形吸虫は壺状で、壺の蓋状の特殊な付着器官(tribocytic organ)があります。虫体は、1.4~2.3 x 0.8...
線虫類

浅田棘口吸虫 ~ 宿主は犬、イタチ、テン、ネズミ、ヒトで、寄生部位は十二指腸と空腸

浅田棘口吸虫(Echinostoma hortense)、Echinostomatidae科に属し、虫体は8~14 x 0.9~1.6mm、体前端が頭冠となり、そこに棘が27本あります。虫卵は黄褐色で、122~135 x 74~99㎛で内容...
線虫類

高橋吸虫 ~ 犬、猫、豚、ヒト、イタチなどの他に鳥類の小腸に寄生

高橋吸虫(メタゴニムス・タカハシアイ:Metagonimus takahashii)、虫体の特徴は前種とほとんど異なりませんが、虫卵がおおきい(30~36 x 18~23㎛)宿主と寄生部位は前種と同じで、犬、猫、豚、ヒト、イタチなどの他に鳥...
線虫類

横川吸虫 ~ 犬、猫、豚、ヒト、イタチなどのほかに鳥類の小腸に寄生

横川吸虫(Metagonimus yokogawai)、Heterophyidae科に属し、虫体は微小で、1~1.6 x 0.4~0.7mm、腹吸盤と生殖吸盤が同一で、体の右方に偏在します。虫卵も小さく、27~30 x 15~17㎛、黄褐色...
線虫類

ネズミ斜睾吸虫 ~ ネズミ、犬、野鳥、ヒトなど、宿主範囲は広くその腸に寄生します

ネズミ斜睾吸虫(プラギオキス・ムリス:Plagiorchis muris)、Plagiorchiidae科の吸虫で、虫体は0.8~2.2 x 0.2~0.8mm、虫卵は、30~37 x 20~23㎛ネズミ、犬、野鳥、ヒトなど、宿主範囲は広く...
線虫類

肥大吸虫 ~ ヒトと豚の十二指腸と空腸に寄生

肥大吸虫(ファシオロプシス・ブスキ:Fasciolopsis buski)、Fasciolidae科に属する本種は大形、肉厚の吸虫で、肝蛭との違いは腸管が分岐しないことです。また頭円錐がない、寄生部位が腸であることです。虫体は20~75 x...
線虫類

佐渡肺吸虫 ~ イタチ、猫の肺に寄生

佐渡肺吸虫(Paragonimus sadoensis)、虫体は7 x 4mm、虫卵は70~86 x 37~48㎛で大平肺吸虫卵に似ている。イタチ、猫の肺に寄生、佐渡に分布します。以上のほかに、ケリコット肺吸虫P.kellicotti(ウエ...
線虫類

宮崎肺吸虫 ~ イタチ、テン、犬の肺に寄生

宮崎肺吸虫(Paragonimus miyazakii)、虫体は、9.2~12.5 x 5.0~6.0mm、全体的に細長い。虫卵は、62~81 x 39~52㎛、卵円形で両端がおなじように鈍円です。イタチ、テン、犬の肺に寄生します。本種は以...
線虫類

小型大平肺吸虫 ~ 犬、イタチ、ネズミの肺に寄生します

小型大平肺吸虫(Paragonimus iloktsuenensis)、虫体は、5.5~10.7 x 2.5~5.0mm、虫卵は、70~95 x 46~53㎛、ほぼ紡錘型に近く、最大幅はほぼ中央にあります。犬、イタチ、ネズミの肺に寄生します...
線虫類

大平肺吸虫 ~ 豚、犬、タヌキ、イタチ、ネズミの肺に寄生します

大平肺吸虫(Paragonimus ohirai)、成虫は7.1~8.5 x 3.4~4.2mm、ウエステルマン肺吸虫に似ていますが、体表上の皮棘の形、卵巣の形などで区別できる。虫卵は64~81 x 45~54㎛、ウエステルマン肺吸虫とは逆...
線虫類

ウエステルマン肺吸虫 ~ 寄生部位はおもに肺ですが、脳、腹腔、胸腔などに認められることがあります

ウエステルマン肺吸虫(Paragonimus westermani)、成虫は7~16 x 4~8mm(厚さ2~5mm)、虫卵は54~96 x 38~61㎛、卵円型ですが、中央より小蓋に近い部分の幅が最大となります。色は明るい黄褐色で、小蓋が...
線虫類

小型膵蛭 ~ 牛、めん羊、ヤギ、水牛、豚、ラクダ、サル、ヒト、野ウサギなどの膵管ときに十二指腸に寄生

小型膵蛭(ユウトレーマ・コエロマティクム:Eurytrema coelomaticum)、体長5~8、体幅3~5mm、中央部がもっとも幅広い。膵蛭との主要な差異は、腹吸盤・口吸盤比が膵蛭は1.0以下、小型膵蛭は1.0以上であり、精巣は本種で...
線虫類

膵蛭 ~ 牛、めん羊、ヤギ、水牛、豚、ラクダ、サル、ヒト、野ウサギなどの膵管ときに十二指腸に寄生します

膵蛭(ユウトレーマ・パンクレアティクム:Eurytrema pancreaticum)、薄くて木葉状の吸虫で、生時は暗赤色血塊状です。体の中央から後半にかけて、暗色の虫卵が充満した子宮が蛇行しています。また精巣は分葉します。虫体のおおきさは...
線虫類

Paramphistomum explanatum ~ 水牛、牛の胆管、胆嚢、十二指腸に寄生します

Paramphistomum explanatum、大形の双口吸虫で、10~15 x 5~6mm、淡紅色、後吸盤が特におおきい。水牛、牛の胆管、胆嚢、十二指腸に寄生します。中東、インド、パキスタン、東南アジアの諸地域に分布します。
線虫類

槍形吸虫 ~ 牛、めん羊、野ウサギ、ヒトの胆管に寄生

槍形吸虫(ディクロコエリウム・キネンシス:Dicrocoelium chinensis)、虫体は扁平で柳葉状(ランセット状)、前端は後端より尖り、2個の精巣は左右に並びます。体の大きさは4~9 x 2~3mm、新鮮時には暗赤色、腹吸盤は口吸...
線虫類

肝吸虫 ~ 肉食動物(犬、猫、テン、タヌキ)、豚、ヒトなどの胆管に寄生します

肝吸虫(Clonorchis sinensis)、へら(箆)形吸虫という異名があるように細長い竹葉状で薄く、10~25 x 2~3mm、新鮮時には暗赤色、槍形吸虫に似ていますが、それよりも大きく、体前半分の中央に虫卵が充満した子宮の部分が黒...
線虫類

Fascioloides magna ~ 鹿が本来の宿主であって、牛、めん羊、豚まれに馬の肝実質内に寄生します

巨大肝吸虫:Fascioloides magna(large American fluke)、大形で長さ10cm、幅3cmに達しますが、肝蛭との違いは頭円錐がなく、体は楕円形に近く肉厚です。虫卵は肝蛭卵に類似して大きく、109~168 x ...
線虫類

巨大肝蛭 ~ めん羊、ヤギ、牛のほか馬、豚、ヒトなど多くの哺乳類の胆管に寄生

巨大肝蛭(Fasciola gigantica)、肝蛭にくらべて大きく(25~75 x 3~12mm)、帯状で体の前後における体幅の差が少ない。体の後端はまるい。虫卵は前種より大きく155~197 x 90~104㎛ですが、アフリカ産のもの...
線虫類

肝蛭 ~ めん羊、ヤギ、牛のほか馬、豚、ヒトなど多くの哺乳類の胆管に寄生

肝蛭(Fasciola hepatica)、Fasciola属の吸虫は大形で木葉状を呈し、頭円錐が明瞭に突出します。体表には皮棘という鱗片状の突起が密生します。腸管は良く発達し、外側に多数の分枝を出す。また卵巣も枝状に分岐します。虫卵はおお...
線虫類

平腹双口吸虫 ~ 牛の盲腸に寄生

平腹双口吸虫(Homalogaster paloniae)、他の種と異なり牛の盲腸に寄生し、また扁平です。体長16~18mm、体幅8~9mm、体は前後の2部に分かれ、前体部は幅広く扁平で木葉状、後体部は小球形で、体の腹面に多数の乳頭がありま...
線虫類

長形双口吸虫 ~ 九州地方ではふつう

長形双口吸虫(Fischoederius elongatus)、大形で、体長10~20mm、体幅2~4mm紡錘形で生時は赤褐色で腹嚢があります。細長くて赤褐色であることにより、他の双口吸虫と容易に区別できます。虫卵は、144 x 78㎛九州...
線虫類

Calicophoron calicophorum ~ 日本では最も普通にみられるものの一つです

Calicophoron calicophorum、大形で体長10~13mm、体幅5.8~7.5mm円錐形、白色ですが体の前後端は赤色を帯びています。虫卵は125 x 70㎛本邦では最も普通にみられるものの一つです。
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