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ミツバチヘギイタダニ ~ 養蜂家にとって重要なハチの害虫

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ミツバチヘギイタダニ 家畜害虫

 
 
このダニはミツバチの蜂児や成蜂の体表に寄生していて、体液を摂取して蜂を殺すので、養蜂家にとって重要なハチの害虫です。
 
 

ミツバチヘギイタダニの形態

 
 
ミツバチヘギイタダニの雌は褐色をしていて硬く、栗あるいは小型のカニのような形をしています。胴体部の長さは約1.2mmで、幅は約1.7mmあって、横に幅広く楕円形をしています。
 
 
背面は貝殻状にゆるく彎曲し、体の全面に剛毛を有し、側縁には1列の棘をそなえています。
 
 
腹面には中央部に胸板、生殖板、肛板をそなえ、側方には外肢板、後肢板をもち、前方には相接した太い4対の脚と顎体部があります。
 
 
また、1対の気門と周気管があります。雄は円形で乳白色をしていて軟弱です。
 
 

ミツバチヘギイタダニの発育および習性

 
 
ミツバチヘギイタダニの雌はかなり活発に歩行運動をします。おもに働蜂の腹部環節膜の軟らかな部分に吸着していて、顎体部をもぐりこませるようにして寄生しています。
 
 
寄生場所は蜂の腹部のほか、頭部、胸部にもみられます。
 
 
雌ダニだけが働蜂の体に寄生した状態で越冬し、春になると蜂の巣房の壁に3~5コの卵をうみつけます。卵から発育した若ダニは蜂の幼虫、蛹に寄生して体液を吸い、発育して成ダニになります。
 
 
雌ダニだけが若蜂に寄生して房の外に出ますが、女王蜂に寄生することはほとんどありません。
 
 
蜂に対する寄生状況は、地域、蜂の飼育方法などによって、かなりちがいがあると考えられています。一般には、12月より5月までの冬季ないし早春に寄生が多く、6月より9月ころまでは寄生が少ない。
 
 

ミツバチヘギイタダニの害とその駆除

 
 
ミツバチヘギイタダニの若ダニは蜂の幼虫、蛹に寄生して、その体液を吸って発育します。これらの蜂はダニの寄生をうけて羽化前に死亡します。
 
 
雌ダニは若蜂の体についていて蜂の巣の外に出ます。冬期間蜂の数の少ないころ、ダニの寄生数は多いので、蜂群に大きな打撃を与えたり、全滅させることもあります。
 
 
駆除としては一般に、燻煙によってダニを殺す。しかし、多くの殺虫剤、殺ダニ剤は蜂にも影響することがあるので、使用薬剤の選定、使用時期、方法などについて細心の注意を払い、誤りのないようにしなけれななりません。

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