畜産公害とハエ
畜産公害ということばは過去においてはなかった熟語ですが、今ではごく一般的なことばになってきました。畜産公害についての全国統計は乏しく、ごく最近の数字はわかりませんが、発生件数は非常に増加しているのではないでしょうか。
畜産公害の発生件数では豚が原因で畜産公害を起こすことがもっとも多く、次いで鶏です。また、この数年間で発生件数は増加し、ことに、豚と鶏の場合には約2倍になりました。
今日ではさらに増加しているものと思われます。
畜産公害の内容をみると、家畜糞尿の処理が不十分のため、河川、池沼、地下水などの水質を汚濁させて公害問題を起こすことが第1です。
次いで、糞尿、飼料、体臭などによる悪臭の問題、および害虫が大飛来して困るといったものです。これらを3大畜産公害といっています。
公害としての苦情は悪臭と害虫の発生が、いずれの畜種でももっとも多い。
ハエの問題はきわめて深刻で、ハエ問題が解決できなければ畜産はなりたたないとさえいわれている場所もあります。
住宅および畜舎、鶏舎内のハエ
ハエという昆虫は、蚊やゴキブリなどとともに害虫の代表のようにいわれていて、その数は数千種もありますが、実際に住宅や畜舎内に侵入し、公害問題を起こす種類はそれほど多くはありません。
同一敷地内に農家住宅および牛舎、豚舎、鶏舎などがある場合、畜舎内ではショウジョウバエ、ツヤホソバエ、ハナバエなどの小型のハエやコウカアブなども多数採集されました。
採集されたハエのうち、イエバエ、ヒメイエバエは住宅内でも畜舎内でも多数採集され、次いでオオイエバエでした。
サシバエ、クロバエ、ニクバエなどは住宅内では少ない。
一方、イエバエは畜舎内よりも住宅内に多いです。このようにイエバエは住宅内に侵入しやすいので、公害問題を惹起します。また、イエバエは住宅内の台所とか畜舎内の飼料置場には他の場所よりも多く飛翔しています。
豚舎内と住宅内に飛翔しているハエを調べたところ、飛翔数からいってもイエバエがもっとも多く、しかも人や家畜の食物のあるところに多いということは、まったくいやらしい害虫です。したがって、一般的にハエ防除というとイエバエのことを指しています。
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