ササラダニは非寄生のダニで地表面に堆積された有機物や表層にきわめて多数の種類が生息しています。ササラダニの活動時期は春から初冬にかけてです。
家畜害虫としての関係からこのダニをとりあげたのは家畜の条虫の中間宿主となるものがあるためです。羊、山羊に寄生する拡張条虫Moniezia expansaの中間宿主となっています。
ダニはホクリクササラダニOribatula venusta BERLESE,1908です。
このダニは小型で暗褐色または淡褐色の光沢のあるキチン質の外皮でつつまれています。体の前体部と後体部の境界は明瞭で、脚の先端には1対の爪と1つの爪間体があります。
本邦では各地の放牧地にみられ、有機物の堆積の下などに生存しています。
牛や羊、山羊に寄生するベネデン条虫Moniezia benedeni、馬の条虫Anoplocephala perfoliata、A.magna. Paranoplocephala mamillanaなどもササラダニが中間宿主であるといわれていますが、本邦では種の決定がされていません。
ササラダニの防除は不明です。
無気門亜目 ~ ササラダニ(Oribatei)
家畜害虫
