アヒルを健康に育てるためには、「とにかくエサをあげる」ではなく、必要な栄養をバランスよく与えることが大切です。
🧬 アヒルが本当に必要なのは「アミノ酸」
アヒルは“タンパク質そのもの”を必要としているのではなく、
タンパク質を分解してできるアミノ酸を必要としています。
体内で作れないものは必須アミノ酸と呼ばれ、必ず食餌から摂る必要があります。
🌾 穀物(スクラッチ)はおやつ
オーツ麦・トウモロコシ・小麦などの穀物はエネルギー源になります。
地面にまけば採食行動もでき、良い刺激になります。
✔ ビタミンB群・E・リンを含む(全粒の場合)
✔ 1羽あたり1日約大さじ2杯まで
✔ 全体の食餌の10%以内
⚠ カビは命に関わります。湿らせないこと。
🌿 青菜とグリット(小石や貝殻の粒)
青菜にはビタミンE、ビタミンA、B2、カルシウムが含まれます。
放し飼いなら自然に摂れますが、農薬使用の草地は禁止。
アヒルは砂嚢で消化するため、小石が必要です。
ヒナは“砂レベル”の細かさのみ。
💊 ナイアシンは最重要!
アヒルはニワトリの約2倍のナイアシンを必要とします。
不足すると:
脚の変形
関節トラブル
最悪の場合死亡
🔹 ヒナには必ずナイアシン補給
🔹 鶏用飼料だけでは不足しやすい
・水4リットルあたり100〜150mg(10週齢まで)
・またはビール酵母を4.5kgの飼料に2〜3カップ
🥚 産卵期のポイント
✔ 産卵中は非産卵期の最大3倍のカルシウムが必要
✔ 牡蠣殻は良い補給源
✔ 大型種(ペキンなど)は肥満に注意
ヒナや若鳥に産卵鶏(レイヤー)専用飼料はNG。
必ず水禽用飼料を使用。
☀ ビタミンD
日照不足の地域では追加補給が必要。
不足すると骨や卵殻が弱くなります。
ケルプ(海藻)は人気の補助食品です。
💧 水は命
✔ 毎日新鮮な水
✔ エサの近くに置く
✔ 冬は凍らせない
✔ 水浴びできる環境
アヒルはボツリヌス症にかかりやすいため、水は清潔に保ちましょう。
🥣 市販飼料について
ペレットやクランブル状の水禽用完全飼料が理想です。
混合種子よりも栄養の偏りを防げます。
やむを得ず鶏用を使う場合は、ナイアシンを追加。
🚫 アヒルに有毒なもの
与えてはいけないもの:
アボカド(ペルシン)
白いジャガイモ・緑のジャガイモ(ソラニン)
トマトの葉・未熟トマト
ナスやピーマンの葉
リンゴ・桃などの種(シアン化物)
ルバーブ
生豆・乾燥豆
生ナッツ類
玉ねぎ
チョコレート
コーヒー・紅茶
カビた物
アルコール
加工食品(脂っこい・塩辛い・甘い)
制限すべき:
ほうれん草(シュウ酸)
柑橘類
アイスバーグレタス(栄養が少なく下痢の原因)
※有毒植物は別途確認を。
🍉 たまのお楽しみ(毎日ではない)
ブロッコリー
キュウリ
トウモロコシ(冷凍は不可)
エンドウ豆(冷凍不可)
ケール
ロメインレタス(コスレタス)
種なしリンゴ
カボチャ
ブドウ(刻む)
スイカ
ベリー類
メロン
バナナ
🦆 最後に
✔ 主食は水禽用完全飼料
✔ ナイアシンを忘れない
✔ カビ・農薬は厳禁
✔ 水は常に清潔
アヒルは丈夫そうに見えて、栄養バランスにはとても敏感です。
正しい知識があれば、健康で長生きしてくれます 😊


