バランスの取れた栄養補給に役立つ
鶏を健康に保つには、適切に選んだおやつを少し与えるだけで大きな違いが生まれます。
乾燥ミルワームのような高タンパクのおやつは、特に換羽期に最適ですが、新鮮な野菜、果物、ハーブもバランスの取れた栄養補給に役立ちます。
このリストでは、高タンパクのおやつから手作りのおやつのアイデアまで、鶏に与えるのに最適なおやつをご紹介します。
おやつは鶏の食餌の約10%に抑えるようにしてください。これは産卵鶏の場合、1日大さじ約2杯分なので、適度に与えることが重要です。残りは産卵鶏用の飼料にしましょう。
1. 乾燥ミルワーム
鶏にとって最高のおやつの一つは、乾燥ミルワームです。高タンパクのこのおやつは、換羽期や鶏にタンパク質を補給したい時に最適です。
鶏はミルワームに夢中になり、採餌行動を促すのに最適です。鶏小屋や鶏舎に少しパラッと撒いてあげると、喜んで夢中についばむ姿が見られます!

2. アメリカミズアブの幼虫
ミルワームの代わりに栄養たっぷりの餌をお探しなら、乾燥アメリカミズアブの幼虫がおすすめです。
これらの幼虫はタンパク質とカルシウムが豊富に含まれているため、特に産卵鶏にとってすごく良い栄養源になります。
ミルワームと同じように鶏にとって魅力的なごちそうで、地面をかき回して餌を探すような行動を促します。
3. 新鮮な野菜
野菜は鶏にとって健康的で安全なおやつです。
おすすめの野菜には、以下のものがあります。
●ブロッコリー
ビタミンやミネラルが豊富でとても人気
●葉物野菜(ケール、ほうれん草、フダンソウ(不断草)など)
ビタミン・ミネラルが豊富で、卵の黄身の色を濃くする効果も期待できます。
●エンドウ豆
タンパク質も含まれており好評
●ビーツ
根菜として栄養満点
●カボチャ(かぼちゃ類)
ビタミンAが豊富で、ニワトリが喜んで食べる
これらは栄養が豊富なだけでなく、特にカボチャやカボチャ属(ウリ科)の果菜は天然の駆虫効果(寄生虫を減らす働き)があると言われています。
4. 果物
果物はたまのご褒美として与えるのがおすすめです。
特に人気があるのは、スイカ、リンゴ(種を取り除いたもの)、イチゴ、ブルーベリーなどです。ただし、与えすぎには注意してください。
果物を取りすぎると、糖分が過剰になって鶏の体に負担がかかる可能性があります。リンゴのスライスを紐で吊るして鶏小屋の中に置いておくと、鶏がつついて遊ぶ楽しいおやつになります。
これで退屈せずに過ごせて、ストレス軽減にもつながりますよ。
5. ハーブ
鶏にとって、オレガノ・ミント・パセリなどのハーブは、ただおいしいおやつというだけではありません。
実は健康にも良い効果があるんです!たとえばオレガノには免疫力を高める働きがあると言われていますし、ミントは消化を助けてくれます。
簡単でおすすめなのは、新鮮なハーブを束ねてガーランド(輪っか)にして、鶏小屋に吊るしておく方法です。そうすると鶏が一日中好きなタイミングでついばんでくれますよ。
6. 鶏のための手作りおやつ
鶏さんたちに手作りおやつを作ってあげたいんだけど、簡単にできて喜んでくれるものを試してみたくないですか?たとえばこんな感じで作ってみるといいですよ!
1. 簡単「チキンケーキ」風おやつ
ピーナッツバターとオートミール(オーツ麦)を混ぜて、乾燥ミルワームをたっぷり入れて固めるだけ。
ちょっとケーキっぽい感じになるから、鶏たちも夢中になってつついてくれますよ。
タンパク質も補給できて栄養バッチリ!
2. 冷凍一口ボール
ピーナッツバターとオートミールをこねて丸く丸めて、ミルワームやアメリカミズアブの幼虫を混ぜ込む。
これを冷凍庫で凍らせると、夏の暑い日にぴったりのひんやりおやつになりますよ!
鶏がつついて食べるところがめっちゃ可愛い。
3. 鶏の吊り下げ遊び
キャベツやりんご、トマトとか好きな野菜や果物を紐で吊るして、小屋の天井からぶら下げるだけ。
鶏たちがジャンプしたりつついたりして遊んで、だんだん中からおやつが出てくるから退屈知らず!
めちゃくちゃ楽しそうに動き回りますよ。
ちょっとしたコツ
●ピーナッツバターは無糖でキシリトールが入ってないものを選んで下さいね(鶏に危ない成分が入ってる場合があるから)。
●ミルワームや幼虫を入れると、みんな一気に食いつきが良くなりますよ!
これで鶏小屋が毎日賑やかになって、鶏さんたちも楽しそうに過ごせそうです?
7. 穀物類とおやつ
オートミールは、冬場での鶏のお気に入りおやつです。寒い時期に体を温め、栄養もたっぷり補給できます。
タンパク質をさらに増やしたい場合は、アメリカミズアブの幼虫(ハエの幼虫)やミルワームを混ぜるのがおすすめです。小麦や砕いたトウモロコシなどの他の穀物も、適度に与えると良いです。
特に寒い時期はエネルギーが必要なので、こういうおやつが嬉しいみたいです。
ペットショップやホームセンターでは、いろんな穀物ミックスが売られています。ただし、こうした穀物ミックスは「ごほうび」として与えるもので、毎日の主食にはしないでくださいね。
8. ヨーグルト
鶏さんにプレーンで無糖のヨーグルトを少量与えるのは、プロバイオティクス(善玉菌)を取り入れるおやつとしておすすめです。
ヨーグルトに含まれるプロバイオティクスは、鶏の消化を助け、腸内環境を整え、全体的な健康維持に役立ちます。
特に、ストレスがかかったときや抗生物質を使った後などに、腸内の善玉菌を補う効果が期待できます。ただし、鶏は乳糖(ラクトース)を消化する酵素がほとんどないため、乳製品をたくさん与えると下痢を引き起こすことがあります。
多くの専門家や飼育経験者も、「少量・たまに」なら問題ないが、過剰に与えるのは避けるべきと指摘しています。
与え方のポイント
●種類
必ずプレーン(無糖・無風味)のものを選びましょう。砂糖や人工甘味料、フレーバー入りのものは鶏に良くありません。ギリシャヨーグルト(無糖)が特にタンパク質も豊富でおすすめです。
●量
1羽あたり小さじ1杯程度、または群れ全体で数スプーン程度を目安に。
週に1〜2回程度の少量で十分です。毎日与えるのは避けましょう。
●注意
与えた後、糞がゆるくなったり下痢気味になったらすぐに中止してください。その場合は、鶏専用のプロバイオティクス粉末の方が安全で効果的です。
もっとおすすめの方法:鶏専用プロバイオティクス粉末
実は、ヨーグルトのプロバイオティクスは人間向けの菌種が主で、鶏の腸に最適とは限りません。
鶏専用に作られたプロバイオティクス粉末(飼料や水に混ぜるタイプ)を活用すると、より確実に腸内環境を整えられます。市販の鶏用サプリメントとして手軽に入手可能です。
ちょっとしたアイデア
ちょっと工夫して無糖ヨーグルトにブルーベリーやイチゴなどのベリー類を少し混ぜて「鶏用パフェ」風にしてみてください!鶏さんも喜んでつついてくれますよ(もちろん少量で!)。
鶏の健康を第一に、適度な量で取り入れてあげてくださいね。何か気になる症状が出たら、すぐに獣医師さんに相談することをおすすめします。
鶏に与えてはいけないおやつ
すべての食べ物が鶏にとって安全というわけではなく、中には実に有害なものもあります。避けるべき食べ物をいくつかご紹介します。
●アボカドの種と皮
アボカドには「ペルシン」という成分が含まれており、鶏にとって毒性があります。
●生または乾燥した豆
これらには「ヘマグルチニン」という物質が含まれており、鶏の消化に悪影響を及ぼします。
●ルバーブ
ルバーブには「アントラキノン」と「シュウ酸」が含まれており、どちらも鶏に対して毒性があります。
●白・赤・黄色のジャガイモ
これらはナス科の植物に属しており、鶏には避けたほうがよい食材です。
●ニンニクとタマネギ
毒性はありませんが、これらを与えると卵の風味に影響が出てしまうことがあります。
●カビの生えたもの、腐ったもの、非常に塩分の多い食べ物
これらは消化不良や健康問題を引き起こす可能性があるため、完全に避けるべきです。
鶏が食べてはいけない食品について、より詳しくまとめたリストを作成しました。
ぜひそちらもご覧ください!
最後に:バランス、多様性、栄養が大切

鶏におやつを与えるのは適切なバランスを保つことが重要です。
90/10のルールを守りましょう。鶏の食餌の90%は完全配合飼料とし、おやつは10%以内に抑えるのが理想です。
おやつを過剰に与えると、必要な栄養素が不足したり、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、適度な量を守ることが重要です。
季節ごとのニーズにも気を配ってください。
暑い夏には、冷たい凍らせたおやつが最適です。一方、冬にはオートミールなどの温かくてボリュームのあるおやつや、換羽期をサポートする栄養豊富な餌が、鶏たちを温め、エネルギーを補給するのに役立ちます。
また、自然な採食行動を促すおやつもおすすめです。
例えば、吊るした野菜や果物を与えると、鶏たちは楽しみながらつついたりつついたりして、精神的にも刺激を受けます。
高タンパクの乾燥ミルワームのような市販のおやつを取り入れたり、自分で手作りおやつを作ってみたりするのも素敵です。
どんなおやつを選ぶにしても、鶏たちが健康で過ごせることを第一に考えてあげてください。
大切なのは「バラエティに富んだ食材」と「適量」です。これを守ることで、栄養バランスの取れたおやつ習慣が実現します。
基本のルール
ごはん 90% + おやつ 10%
毎日のメインは「鶏用のちゃんとした餌(配合飼料)」にしてください。
おやつは「1日全体の10%くらいまで」にしましょう。
季節に合わせたおすすめ
夏(暑いとき)
冷たいおやつが大好き!
例:凍らせた果物や野菜など
冬(寒いとき)
温かいものが嬉しい!
例:温めたオートミール、換羽期用の高タンパクおやつ
楽しいおやつのアイデア
野菜や果物を紐で吊るす → つつきながら遊べてストレス解消!
市販の高タンパクおやつ(例:乾燥ミルワーム)を使う
自家製手作りおやつもOK
一番大事なこと
いろいろな種類を少しずつあげる
あげすぎないように気をつける
これだけで鶏が健康で、元気に過ごせます♪

