
カナダガンは北米を主産地とし、今は英国にも自然繁殖地が出来ています。北米大陸には12種類もいるのですが、大きさと羽色に多少の相異があるだけです。
此の雁は北米大陸に多数おり、観察と研究がなされてきたのですが、未だ完全に解決されていない難問が残されています。
カナダガンは頭と長い頸は黒で、頬に大きい斑紋があり此れは頬と喉に連なっていますが、頸の上部、後頭部で切れて黒色となっています。
此の白の斑紋が非常に印象的で、大きな特徴です。
黒い頸の下端にある白輪は重要な意味はなく、同一種でもある時とない時があります。然しアリューシャン及びベーリングカナダガンでは巾の広い円輪があるのが特徴です。
嘴、脚は黒で体は褐色で尾は黒く、体羽には白の縞が入っていて肛門の下面は白いです。
大きい形のものは良く人に馴れて繁殖も容易ですが、小型のものは臆病です。ヒメシジュウカラガンは最小のカナダガンですが、此れも臆病です。
雁類は水中にあまり入らないものが多いですが、カナダガンは一番良く水中を泳ぐものであり且つ常住の池からあまり遠くへは飛んで行かないですから羽を切らないでおきますと、池の上を飛ぶ光景が見れます。
巣は池の側に作るのですが、池が十分広ければ多数羽を同居で飼う事はできますが、池が狭いと争闘をしますから別々に飼わなければなりません。
英国の水鳥の研究者ジョンソンとペインは「カナダガンが数つがい池を横切って、楽しいトロンボーンの様な鳴き声で呼びかうのを聞くことは長く忘れ得ない喜びであり、ほんとうに鳴く雁と言えるのは此の雁だけだ」と言っています。
然し大型のカナダガンと小型のカナダガンとでは鳴き声が違います。
卵の孵化日数は25~30日です。
カナダガン Canada Goose
雁類
