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🦆ボツリヌス症(Limberneck)とは?原因・症状・治療・予防【家禽・水禽の致死的中毒症】

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ボツリヌス症(Limberneck)とは?原因・症状・治療・予防を解説 アヒルの病気

別名:リムバーネック(limberneck)/球麻痺(bulbar paralysis)

ボツリヌス症は、細菌が産生する神経毒素による中毒性疾患で、特にアヒルやニワトリなどの家禽に深刻な被害をもたらします⚠️

発症が早く、重症例では24時間以内に死亡することもあるため、早期発見と予防対策が非常に重要です。

🦠 ボツリヌス症の原因

ボツリヌス症は、腐敗した飼料や有機物に繁殖した Clostridium botulinum(ボツリヌス菌) が産生する神経毒素(ボツリヌストキシン)を摂取することで発症します。

この毒素は非常に強力で、摂取後わずか数時間で症状が現れることもあります⏳

🐔 感受性のある動物

●すべての家禽(ニワトリ・アヒル・七面鳥など)🐓🦆
●あらゆる年齢の鳥類
●人間や他の動物

※例外として、シチメンチョウハゲワシ(turkey vulture)のみ本疾患に対して耐性があると報告されています。

⚠️ 主な臨床症状(症状チェックリスト)

ボツリヌス症の最大の特徴は、弛緩性麻痺(しかんせいまひ)です。

🪶 初期症状

●元気がなく、ぼんやりしている 😴
●眠そうにする

🦵 進行すると…

●脚の麻痺
●翼の麻痺
●首がだらりと垂れる(リムバーネック)

👉 首の羽毛が毛包内で緩み、簡単に抜けることも特徴です。

☠️ 重症例

●横たわる(起立不能)
●呼吸筋の麻痺
●12~24時間以内に死亡

死亡原因は呼吸筋の麻痺による窒息です。

※キジなどでは、意識ははっきりしているのに体が動かないという状態が見られます。

🌊 感染経路と発生しやすい環境

ボツリヌス症は鳥から鳥へ直接感染することはありません。

しかし、以下の環境で発生しやすくなります👇

🐟 死んだ魚
🌿 腐敗した水辺の植物
🪦 放置された鳥の死骸
💩 湿った敷料
🪰 腐敗物に発生したウジ虫

特に野生のアヒルなど水禽類で多発し、水辺環境での集団死の原因になることがあります。

💊 治療方法

早期対応が命を左右します。

✅ すぐに行うこと

1.腐敗した飼料・有機物を完全撤去
2.飼育環境の徹底清掃

💧 処置方法

●エプソムソルト(硫酸マグネシウム)
👉 1,000羽あたり約450グラムを飲水またはウェットマッシュ(粉状の配合飼料(マッシュ)に水、あるいはビール粕などの水分を含む副産物を混ぜて、お粥や団子状にした飼料)に混ぜる

過マンガン酸カリウム(1:3000)を飲水に添加(補助的)

重症例ではボツリヌス抗毒素の注射

※発症が軽度であれば回復する場合もあります。

🛡️ 予防対策(最重要ポイント)

ボツリヌス症は予防が最も重要です。

✔️ 死亡個体は速やかに焼却または埋却
✔️ 腐った缶詰野菜などを絶対に与えない
✔️ ハエの防除対策を徹底 🪰
✔️ 怪しい飼料はすぐに廃棄
✔️ 敷料を乾燥状態に保つ

特に湿気管理は発生予防のカギになります🔑

📝 まとめ

ボツリヌス症は、腐敗物由来の神経毒素による急性中毒疾患です。

発症は急速 ⚡

麻痺が主症状

呼吸筋麻痺で死亡

鳥同士の感染はしない

🦆 水禽や平飼い環境では特に注意が必要です。
日々の衛生管理と迅速な死骸処理が、群れを守る最大の防御策になります。

ボツリヌス症 ~ 首の筋肉の麻痺と脱力を起こします。 
病名ボツリヌス症病因Clostridium botulinum主な宿主ほとんどの鳥類発症日齢2~8週齢のブロイラー病気の伝播速い、毒素摂取、水平死亡率10~60%症状うずくまり、動きを嫌う、翼の下垂、頸部麻痺(首たれ)、眼瞼麻痺、白色下痢、...
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