アスペルギルス症(Aspergillosis)は、ニワトリをはじめとする多くの鳥類に発生する真菌(カビ)性の呼吸器疾患です。
特にヒナや育雛中の若鳥にとって深刻な病気で、「ブルーダ肺炎」とも呼ばれます。
本記事では、原因・症状・感染経路・治療法・予防対策まで、鶏飼育に役立つ情報をわかりやすく解説します🐔✨
🏷 アスペルギルス症の別名
✔ブルーダ肺炎(Brooder pneumonia)
✔真菌性肺炎(Mycotic pneumonia)
✔カビ性肺炎(Fungal pneumonia)
✔アスペルギルス症(Aspergillosis)
🔎 孵化場が感染源の場合は「ブルーダ肺炎」
🔎 成鳥で発症した場合は「アスペルギルス症」と呼ばれます。
🐔 感染する動物(感受性のある種)
アスペルギルス症は非常に広範囲の生物に感染します。
🐓 家禽(ニワトリ、アヒルなど)
🕊 ハト
🐤 カナリア
🦜 動物園の鳥類
🐾 哺乳類
👨⚕️ 人間
🌱 植物
👉 つまり、環境中に広く存在するカビが原因なのです。
🩺 主な症状(若鳥と成鳥の違い)
🐣 若鳥(急性型)
😮💨 呼吸困難・口を開けてあえぐ
🔇 喘鳴(ゼーゼー音)がほとんどないのが特徴
🍽 食欲低下
⚡ カビ毒による麻痺やけいれん(まれ)
☠ 死亡率:5〜20%(最大50%に達することも)
⚠ 呼吸音が目立たないため、発見が遅れることがあります。
🐓 成鳥(慢性型)
😮💨 呼吸困難
🍽 食欲減退
🔵 皮膚が青黒くなる(チアノーゼ)
🧠 神経症状(斜頸=首がねじれる など)
☠ 死亡率:通常5%未満
🦠 原因と感染経路
アスペルギルス症の原因はカビ(アスペルギルス属真菌)です。
この真菌は常温以上でよく繁殖します🌡
🛏 汚染されやすいもの
⚡ピートモス
⚡ピーナッツ殻
⚡おがくず
⚡樹皮を多く含む敷料
⚡わら
⚡湿った敷料
⚡カビた飼料
⚡汚染された飲水
📌 敷料と飼料が最大の感染源になることが多いです。
💊 治療方法
❗ 感染した個体を完全に治す治療法はありません。
しかし、拡大防止は可能です。
🔧 対策
🌬 換気の改善
🧹 感染源の除去
🍽 飼料に防カビ剤を添加
✔マイコスタチン(一般名:ナイスタチン)
✔プロピオン酸ナトリウム/カルシウム
💧 飲水に硫酸銅または酸化銅を3日間添加
🛢 敷料に油性殺菌剤を軽く散布(粉じん抑制)
👉 重要なのは環境改善です。
🛡 予防方法(最重要ポイント)
アスペルギルス症は予防がすべてと言っても過言ではありません✨
✅ 育雛舎の徹底清掃・消毒
群ごとに完全清掃・消毒を行うこと。
✅ 清潔な敷料の使用
柔らかい木材チップが理想
❌ おがくずは避ける
❌ 樹皮が多い敷料は使わない
❌ 湿った敷料は絶対に使用しない
✅ 飼料管理
●湿気対策
●カビ臭チェック
●保管環境の見直し
🎯 まとめ
アスペルギルス症は、
✔ カビが原因の呼吸器疾患
✔ 若鳥では死亡率が高い
✔ 治療法はなく環境管理が鍵
✔ 敷料と飼料管理が最大の予防策
特に日本の梅雨時期や高温多湿環境では注意が必要です☔🌡
日々の換気・乾燥・清潔管理が群全体を守ります🐔💚


