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🐔 ニワトリの栄養

ニワトリの栄養 ニワトリ(鶏)

ニワトリの健康・産卵・成長を支える基本は「バランスの取れた飼料」です。

目的(卵用・肉用・ペット)や年齢によって必要な栄養は変わります。

🐔 産卵鶏のための給餌ガイド

― 健康な群れを育てるための基本 ―

産卵鶏のごはんについて、本当によく質問をいただきます。
そこで今回は、健康な群れを維持するための「基本の給餌ガイド」をまとめました。

栄養は、何よりも大切です。

🥚 基本はシンプルに

与えるものは、原則これだけで十分です。

✔ 良質なレイヤーフィード(卵を産む雌の鶏(採卵鶏、レイヤー)専用の栄養バランスが整えられた飼料:16%タンパク質)

✔ グリット(小石や貝殻の砕片などの鉱物飼料)

✔ 常に清潔な水

✔ 牡蠣殻(カルシウム33~38%)※別容器で常時設置

産卵鶏には38種類の栄養素が必要で、それらはバランスの取れた採卵鶏用飼料(16~18%タンパク質、最大4.5%カルシウム)に含まれています。

👉 食餌の90%は採卵鶏用飼料であるべきです。

🚫 混合穀物飼料(スクラッチグレイン)やトウモロコシは“ジャンクフード”

●混合穀物飼料:タンパク質8%、カルシウム0.05%

●砕いたトウモロコシ:タンパク質6.5%、カルシウムほぼゼロ

これらは栄養を薄めてしまうだけ。

袋にニワトリの絵が描いてあっても、マーケティングであることが多いのです。

おやつや残飯を与えると、必要な栄養が不足します。

「喜ぶからあげる」は、長期的には健康を損ないます。

⚖ タンパク質の与えすぎもNG

16%を超える高タンパク飼料を通年与えるのは、腎臓や肝臓に負担がかかります。

換羽期のみ、18%タンパク質の「鶏用高タンパク質フード」などを与えるのはOK。
ただし、これは通年用ではありません(徐放性カルシウムも含まれません)。

卵殻を再給餌するのも推奨されません。
急速吸収型カルシウムの過剰摂取は内臓に負担をかけます。

🌿 放し飼いの場合

放し飼い分は 全体の約10%(1羽あたり大さじ2杯程度) が目安。

放し飼いしない場合(特に冬)は、小さなオーガニックケール1束 程度で十分です。

ニワトリは視覚優先の食べ物選びをします(味蕾(みらい)は約200個、人間は約1万個)。
もしおやつを与えたいなら、給餌器外に採卵鶏用飼料を一握り投げるだけで喜びます。

❄ 冬の工夫

フィーダーボール(ボールの中に飼料や野菜などの(おやつ)を入れておき、鶏がクチバシで突いたり転がして遊ぶことで、穴から少しずつおやつが出てくる仕組みになっています)に採卵鶏用飼料を入れて遊ばせる

暖かい食餌は不要(体温は104~107°F)

消化中も体内で熱を生みます。

⚠ オートミール(全粒穀物シリアル)は危険

家禽栄養士によると、人間用オートミールに含まれるベータグルカンは消化できず、腸内でゲル化し栄養吸収を阻害。

壊死性腸炎を引き起こす可能性があります。

※配合飼料に含まれる「生オーツ」とは別です。

🧪 酢水について

酢は腸内環境を酸性化し、有害菌の増殖を抑える可能性がありますが、リンゴ酢特有の有効性を示す研究はありません。

一部研究では、0.5%添加でブロイラーの成長が遅れた例も報告されています。
また酸性水はカルシウム吸収をやや低下させる可能性があります。

暑熱時には、プロの養鶏家は重曹を添加して卵殻質を維持することもあります。

🐓 雄鶏のカルシウム問題

高カルシウム食は長期的に腎臓へ負担をかける可能性があります。

対策:

●全飼育群
●初生ひな用飼料/中雛用飼料
●牡蠣殻は常時別容器で雌に提供

採卵鶏用飼料で健康に長生きする雄も多く、最終的には飼い主の判断です。

🌡 暑さ対策

ニワトリは汗をかけません。暑さの方が危険です。

●冷凍水ボトルを給水器へ
●日陰の確保
●扇風機の設置

🐭 バイオセキュリティ

●飼料は地面に撒かない
●自動踏み板式給餌器でネズミ対策
●卵自動回収トレイ付き巣箱で卵を清潔に
●過密飼育を避ける
●6ヶ月ごとの糞便検査

郵送検査ラボで検査可能です。

🚫 与えてはいけないもの

●キャットフード(猫用に設計)
●乳製品(乳糖分解酵素がない)
●過剰なおやつ
●ジャンク穀物

肥満は平飼い飼育鶏の大きな死亡原因のひとつです。

🌿 まとめ

健康な産卵鶏の秘訣は、とてもシンプル。

90%採卵鶏用飼料。余計なものは足さない。

「何か足す」よりも「余計なものを引く」ほうが、鶏のためになります🐔✨

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