
ハトはハト目ハト科の鳥で、全世界には約550種がいます。南極地帯を除くほとんど全地域にわたって分布し、特に熱帯地方には種類も多く、美しい色彩のものがいます。
わが国には3属4種がいますが、このうち最も多いのはキジバトで、一般にはヤマバトと呼ばれています。これは平野部にはごく普通に見られ、山畑などにいることが多いようです。
カラスバトは伊豆諸島や九州南部にいる真黒い色をしたハトで、一名クロバトとも呼ばれていますが、またその声が牛に良く似ているので、ウシバトとも言います。
シラコバトは埼玉県下だけにいる珍しいハトで、天然記念物に指定されていますが、現在では100羽ぐらいしかいません。アオバトは広葉樹林に棲む青色の美しいハトで、冬は九州地方に多く見られ、夏になると北海道まで渡って繁殖します。
伝書バトはヨーロッパのイエバトから改良されたもので、その原種はカワラバトといわれています。
ハトは平和のシンボル?
ハトは行儀のよい鳥で、性質も大人しく、それに姿もやさしいので人に愛されます。このため東洋でも西洋でも、鳥で平和を表すときには必ずハトを用います。
特に東洋では昔からハトは礼儀を良く守る鳥とされています。わが国でも昔から人々に愛され、お寺や神社に放す風習があります。それで、平和を表す記念塔などには、ハトを用いるものが多いようです。
