
ジュウシマツの巣引は、最もやさしいので初めて小鳥を飼う人はこれで練習するのが良いのです。巣引をするには、まず庭箱といって木の箱を用います。そして左上に巣台がありますから、此れにつぼ巣を置き、此れは動かないようにします。
止まり木は1本または2本設置します。餌と水は巣台の下の棚に置きます。又、青菜とボレー粉は前面の金網に掛けてやり、底には砂を薄く敷いてやります。
巣引をするのには、皮を剥いた粟0.4ℓに鶏卵1個をまぶして干した粟卵を与えますと発情してきて巣材を運び始めますから、予め巣草を入れておきます。巣が出来上がると、やがて卵を5~8個くらい産み抱卵します。
此れが14日目に雛になります。大変に良く卵を産みます。発情してくると、雄は強い声で鳴くようになり此れは十分発情したしるしです。雌の発情は雄ほど明らかではありませんが、それでもなんとなく元気づいて低い声で鳴きながら飛びまわりますからすぐ分かります。
ジュウシマツが卵を抱いている日数は14日間です。そして雛が大きくなって巣立ちして親鳥から離すのも、およそ15日掛かりますから、1回の巣引に約1ヶ月弱を要することになります。
このうち盛夏だけは休みますので、1年には10回くらいの巣引を行います。1回に5~8羽の雛が育ちますから、1年には50~80羽になります。
ジュウシマツは5~8個の卵を産むので、小さい巣では雛が大きくなると狭くなりますから、巣は初めからなるべく大きなものを用意してやります。雛が生まれたら、抱卵中に止めていた粟卵を与えます。
これは雛が成長するために多くの蛋白質を必要とするからです。親鳥はすぐに次の卵を産むので、雛が巣立ったならなるべく早く親から離します。
飼鳥界では、色の変わったものや羽毛が逆立ったもの珍重します。これは遺伝子の突然変異によって、色々なものが出来ます。このうち飼い鳥として価値のあるものをうまく固定して新しい品種を作り上げます。
最高級のキング種などは10万円くらいします。

