エンフルランとイソフルランはエチルメチルエーテルのハロゲン誘導体で、いずれも無色の液体で引火性がなく、酸素混合気にも爆発性がない。
ゴムにあまり吸収されず、ソーダライムによっても分解されない。
麻酔作用
馬と犬猫に対する麻酔力はハロタンより弱い。
犬猫のエンフルラン麻酔では深度が深くなるとカタレプシー状態になることがある。
馬では麻酔からの回復が速やかで、外傷事故が殆どない。
呼吸循環系に対する作用
呼吸循環系に対するMAC比率での抑制作用はハロタンと同程度ですが、麻酔中やエピネフリン投与による心室細動の発症は殆ど認められない。
肝毒性
ハロタンにみられるような肝毒性は殆ど認められない。
体内代謝率が低く、有害な代謝物が形成されないためだと説明されている。
麻酔薬としての評価
馬に対して安全性の高い麻酔薬として用いられる。
犬猫ではエンフルランはハロタンと比べて一長一短です。
イソフルランはハロタンより優れているが、①刺激性臭気が強いので基礎麻酔が必要で、②回復期の鎮痛が不十分で鎮痛薬の投与が必要と評価されている。

