自律神経節興奮薬(ganglion stimulants)
ニコチンの小用量は自律神経節のACh受容体を興奮させ、大用量は初期に興奮させた後に脱分極性に麻痺させる。
TMA(tetramethylammonium)は特異性の比較的高い節興奮薬です。
ニコチン(nicotine)
タバコ(Nicotiana tabacum)の葉に含まれる三級アミンを持つ液体アルカロイドです。
有機溶媒への溶解性が高く、吸収性や体内分布性が良い。
薬理作用
神経節刺激では交感・副交感の両方の神経節を刺激するので反応が複雑ですが、一般にはその器官への支配の強い神経系の興奮に類似した反応が出る。
神経節接合部や中枢神経系へも強い興奮作用を示す。
大用量を経口投与すると節刺激から節遮断に至る経過が観察されるが、同時に中枢・骨格筋興奮作用も強く現れる。
臨床使用
使用されていない。
ロべリン(lobeline)
インディアンタバコ(Lobelia inflata)の葉や種子に含まれるアルカロイドでニコチンと類似の作用を示す。
ロべリンは頸動脈小体の化学受容体に対する興奮作用が強く、これによる反射性呼吸興奮作用がニコチンより強いので麻酔事故における呼吸興奮薬として用いられてきた。
しかしドキサプラムなどの中枢性呼吸興奮薬にくらべて安全性が低く、用いられなくなっている。
