
チベット原産の毛用種
アンゴラヤギとチベット土産ヤギとの交配により作出されたと解されています。
カシミアの外観
被毛はふつう白色で、2種類の毛をもっている。1つは長さ約10cmの細い長毛で、ふつうの織物に利用されます。他は秋期に長毛の下に生える良質の下毛で、カシミアといわれ、珍重されます。
高価なショール、織物などにされるカシミア織などです。この下毛も春に換毛しますから、その直前に櫛ですき集めます。
体型は小形で、ふつうの乳用ヤギに近い。
無角のものと、大きなラセン状の角をもつものとがあり、耳は大きく垂れています。毛色には他に褐色、黒色のものもあります。
能力
耐寒性が強く、粗放な管理に耐えるが、ヒマラヤ地帯では、4,500mの高所でも飼われています。その反面、暖地や低湿地には向かない。
カシミアの産毛量は少なく、ふつう、雌で80~110g、ただしとくにすぐれたものは200g以上あります。雄は雌より産毛量は多いが毛質が劣ります。
分布
原産地付近以外は、あまり飼われていない。
本邦にも輸入されたことはありません。
