イガヤグルマギク ~ イガヤグルマギクに存在する毒素は8種類のセスキテルペンラクトン

5
ビーブラスト・テキスト



イガヤグルマギク(セントウレア・ソルスティティアリス:Centaurea solstitialis) は、地中海沿岸が原産地で、日本には大正年間に帰化しました。南ヨーロッパでは普通の雑草として生育しており、米国では主に西部で見られる一年生雑草で、根元から全方向に伸びる複数の硬い茎を持つ灰緑色の植物です。


長くて棘のある苞葉に覆われた、明るい星のような黄色の花を咲かせます。


イガヤグルマギクは深い主根を持っているため、乾燥した暑い夏や干ばつの時期でも生育できます。5月下旬から6月上旬に顕著な初期生長を開始し、7月上旬から中旬に開花します。


植物が開花し始めるまでは気づかれないことも多いですが、タンポポのような明るい黄色の花が咲くと、容易に発見されます。

イガヤグルマギクの有毒成分



イガヤグルマギクに存在する毒素は、ソルスチチアリンA(solstitialin A)、レピン(repin)、サブルテオリド(subluteolide)、アクロプチリン(acroptilin)、ジャネリン(janerin)、シナロピクリン(cynaropicrin)、ラクトンソルスチチオリド(lactones solstitiolide)およびエピソルスチチオリド(episolstitiolide)からなる8種類のセスキテルペンラクトンです。

症状

脱水症状
元気消失
行動の変化

キジと水鳥 仲田幸男
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
スポンサーリンク
336×280
スポンサーリンク
336×280