白色コーニッシュ(White Cornish)

白色コーニッシュ(White Cornish)
白色コーニッシュ(White Cornish)

●白色コーニッシュ(White Cornish)

近年アメリカで作出された肉用種。アジア系の闘鶏品種(Cornish Game, Indian Game)と、イギリス産の闘鶏(Old English Game)との雑種が基で、その後改良され、体重の重い肉用種になりました。


本種の胸の肉付きの良い点に注目したのは、アメリカのバントレス(Vantress)で、彼はこれを改良し、ついにブロイラー用鶏作成のための種雄として用いるに適当なものとされるに至りました。


本種は、昨今のブロイラー産業の発展に伴い、現に脚光をあびてますます好評を得ています。


本種の雄に対し、交配に用いられる雌は、卵肉兼用種ですが、アメリカでは白色ロックが多いです。その一代雑種が、ブロイラー用に圧倒的に多い。


このような一代雑種を作る理由は、一つは、強健性のため雑種強勢を利用することもありますが、他は、雛の発育速度と、成鶏になってからの産卵数とは、高い負の遺伝相関があるからです。


白色コーニッシュは、肥育性に重点をおいて改良されたため、産卵能力は著しく劣るので、他方に多少発育速度は劣っても、産卵能力の良い卵肉兼用種を雌系統として用いるのです。


さもないと、コーニッシュだけを両親に使うと、生まれてくる雛の数が少なくて、雛代が高価なものになるおそれがあります。このような観点で、本邦では、雌にもっと産卵性の高い、ニューハンプシャーや黄斑プリマス・ロックを雌系に用いることがあり、ときに白レグを用いることがあります。


雌に産卵能力の高いものを用いるほど、ブロイラー用の雛の代価は安くなるはずです。現在、本邦でも、白色コーニッシュ雄と他品種との一代雑種は、ニワトリの総孵化羽数の9.0%を占めています。

白色コーニッシュの詳細



冠は三枚冠、羽毛は、はじめは暗色または赤褐色でしたが、機械脱毛の発達によって、白色羽毛が喜ばれるようになったので、優性白色因子をもつものに改良されました。このためには、白レグまたは優性白色ワイアンドットを交雑したと考えられています。


皮膚と脛の色は黄色、体格は、雄がとくに大きく、胸の筋肉の発達が著しい。初産体重は、2.55kg、雄の成体重は、4.5kg

能力



発育はきわめて良好で、特に10週令までの発育が早い。この場合の、雄の発育速度は、ニワトリのうちでは最高で、飼料効率も良い。


しかし、急激な肥育性の改良のため、産卵能力が劣り、生存鶏の年間産卵数は平均159個、ヘンハウス産卵数平均148個でした。


就巣性は、まだかなり強く初産日令は、約203日です。


卵重は62gくらいで、卵殻は赤色です。

分布



アメリカを初めとして、欧米各国に分布しています。白色コーニッシュには種々の系統がありますが、バントレス(Vantress)系が特に有名です。


本邦にも昨今、本種が輸入されています。

キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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