トウモロコシ黒穂病菌 (Ustilago maydis)
トウモロコシの花穂に寄生します。
ハダカ黒穂病菌 (U.nuda)
大麦の花穂に寄生します。
カタ黒穂病菌 (U.hordei)
大麦の花穂に寄生します。
コムギ裸黒穂病菌 (U.tritici)
小麦の花穂を侵します。
カラスムギ裸黒穂病菌 (U.avenae)
燕麦の花穂を侵す。高粱の黒穂病菌。
トウモロコシ黒穂の水溶液は麦角製剤よりはるかに有毒であるといい、黒穂病の寄生によって一種の配糖体を生ずるという報告があります。
従来外国には牛、馬、羊に中毒がありましたが、本邦でも先年、北海道で馬の中毒が数頭認めらたとのことです。
症状
牛の主徴は流涎、咳嗽、瞳孔散大、反芻廃絶、疝痛、下痢を発し15~18日で斃死します。
また牝牛では流産があり、皮膚の溷濁腫脹があります。