リュウキュウガモ
リュウキュウガモは我が琉球に産するために此の名があるのですが、広く熱帯地方に分布しています。
雁にも類似点がありますので、此処で説明しておきます。
英名、Tree Ducksといいますが、樹棲鴨類程、樹には登りません。南米、アフリカ、オーストラリア、インド、ニューギニア、ボルネオ等に産します。
8種類あり、体は中鴨大で割り合い小さく、幅広い円い翼、体も幅広く短い、頸と脚が長く、且つ脚は後ろの方に付いています。
此れが為に姿に特徴が出てきます。体羽は茶褐色で、はげしい縞があるもの、また、脇に斑点が沢山有るものがあります。
雌雄の羽色は同一です。
人に良く馴れて飼い鳥として面白い鳥ですが、我が国ではあまり飼われていません。
寒気に弱く特に寒さの厳しい地方では赤外線ランプで加温した部屋に入れて、床に藁を敷いておくことが望ましく湿地を好みます。
卵は白色で、円形に近いです。
孵化日数は27日~30日で、シロガオリュウキュウガモが古くから飼われ面白く有名です。