腫瘍

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骨の疾患

骨の腫瘍(Bone Tumors) ~ 悪性骨腫瘍(malignant bone tumor)

悪性骨腫瘍について悪性骨腫瘍のなかで、家畜に多発するものは骨肉腫(osteosarcoma)です。これには、造骨性骨肉腫(osteoplastic osteosarcoma)と軟骨肉腫(chondrosarcoma)があります。骨肉腫は壮老...
神経系の疾患

脊髄の腫瘍 ~ 脊髄を侵す奇形 ~ 脊髄のその他の疾患について

脊髄の腫瘍(neoplasms of the spinal cord)小動物ではかなり高率に腫瘍の発生があり、横断性脊髄障害の進行型のような症状を呈します。また発病が急速なことがある。神経学的徴候を調べ、X線検査によって硬膜の内外、脊髄の内...
神経系の疾患

脳の腫瘍(症状・治療法)

脳の腫瘍(neoplasms of the brain)家畜における脳の腫瘍は、一般に壮齢または老齢のものに発見されます。原発性腫瘍の場合が多く、犬や猫では星細胞腫が多く、このほか稀突起膠細胞腫、脳室上衣細胞腫、髄芽細胞腫、松果体腫、髄膜腫...
雌の生殖器の疾患

雌の生殖器の腫瘍(Neoplasms of the Female Genital System)

雌の生殖器の腫瘍牛では子宮の腫瘍は稀れで、なかんずく平滑筋腫、線維筋腫、線維腫などが比較的みられ、リンパ肉腫、腺癌の発生も知られる。腟ではさらにその発生は少ないが、線維腫、線維肉腫、平滑筋腫、リンパ肉腫、癌などの発生がみられている。卵巣の腫...
雄の生殖器の疾患

包皮および陰茎の腫瘍・交尾不能

包皮および陰茎の腫瘍(neoplasms of the prepuce and penis)犬、馬、牛では包皮および陰茎に乳頭腫、線維腫、黒色肉腫、リンパ肉腫、肉腫、癌腫(扁平細胞癌)が発生し、また馬ではポトリオミセス、牛ではアクチノミセス...
泌尿器の疾患

腎および尿管の疾患(Diseases of the Kidney and Ureter) ~ 腎の先天性異常、奇形・腎外傷・腎の腫瘍

腎の先天性異常、奇形(congenital abnormalities and malformation of the kidney)先天的多発性腎嚢胞(嚢胞腎)が、各種動物に比較的しばしばみられる。その他、牛では特に臨床的に意義のあるもの...
口腔の疾患

口腔の疾患 ~ 口腔の検査法・口内炎・口腔内の異物、腫瘍

口腔の検査法(examination of the mouth)口腔は唇と頬によって囲まれ、歯牙、舌を含む口蓋から咽頭に至る部分で、消化器系の起始部として重要な役割を占める。一般に口腔の検査に対して動物は協力的でないから、綿密な検査には、安...
鼻および副鼻腔の疾患

鼻および副鼻腔の疾患 ~ 鼻腔内の異物および腫瘍・副鼻腔炎

鼻腔内の異物および腫瘍(foreign bodies and tumors on the nasal cavity)原因:副鼻腔の損傷、蓄膿から、また歯根部の疾患および歯瘻から鼻腔へ異物が侵入し、咽喉頭炎の時に鼻腔内へ食物が逆流することがあ...
眼の疾患

眼窩の疾患 ~ 眼窩の外傷・眼窩内の異物・眼窩の腫瘍

眼窩の外傷(traumatic injuries of the orbit)原因:衝突、打撲、転倒、蹴傷、咬傷、褥瘡などによっておこることが多い。しかし犬、猫では犬歯、臼歯の歯根の疾患から、また口内からの異物によって、まれには涙腺の疾患が眼...
腫瘍

腫瘍と免疫(Neoplasms and Immunity)

腫瘍と免疫今日、腫瘍の治療・予防を行う上において、宿主抵抗を増強あるいは回復させることは、医学上重要な意義があるとされ、とくに癌については、免疫学的研究が積極的に進められている。動物や人で認められているように、癌は体細胞の変異で生じ、癌細胞...
腫瘍

腫瘍(Neoplasms or Tumors) ~ 手術療法・化学療法・放射線療法

腫瘍の診断が確定した場合、それが良性腫瘍であるか悪性腫瘍であるかによって治療方法がおのずから異なってくる。良性腫瘍においては、一般に生命にかかわることが少なく、簡単な乳頭腫では自然に脱落して治癒することもあります。しかし、その他のものでは、...
腫瘍

腫瘍(Neoplasms or Tumors) ~ 診断法

診断法腫瘍を正確に診断することは、治療方針の決定および予後の判定上、きわめて重要です。ほかの腫瘤と誤診し、あるいは姑息的な治療を行ったために、予後不良に陥ることがしばしば見受けられる。診断に正確性をもたせるためには腫瘍の原因・分類・形態・性...
腫瘍

腫瘍(Neoplasms or Tumors) ~ 腫瘍の生体への影響

局所的影響腫瘍それ自体には疼痛はないが、腫瘍の発育に伴う機械的影響によって疼痛を生ずることがあります。体表において大きな腫瘤を形成するときは、皮膚が緊張して皮下組織を圧迫または牽引し、皮下組織や体腔内においては、周囲組織や臓器が圧迫・牽引さ...
腫瘍

腫瘍の形態(morphology of neoplasms) ~ 腫瘍の性状

腫瘍の形態腫瘍の大きさ、色、硬度、ならびに形状はさまざまです。大きさ肉眼的にほとんど認められないものから、鶏卵大、拳大、人頭大あるいはそれ以上におよぶものや、組織内を瀰漫性に発育して行くものがあります。一般に腫瘍の大きさは、必ずしもその病勢...
ウマ(馬)の病気

サルコイド(Sarcoids) ~ 馬においては最も発症率の高い皮膚腫瘍

サルコイドは、世界中の馬が罹患する一般的な線維肉腫様皮膚腫瘍であり、その罹患率は1~2%です。ほとんどは良性で、問題はありませんが、大きくなり、潰瘍化し、運動競技の目的で馬に馬具を装着する際に邪魔になる場所にできると問題になります。この病気...
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