浅屈腱炎(Superficial Digital Flexor (SDF) Tendinitis) ~ 競走馬や競技馬などにおいて最も一般的なタイプの腱損傷の一つです



浅指屈筋腱(SDFT)損傷は、競走馬やトップレベルの競技馬などのパフォーマンスホースにおいて、最も一般的なタイプの腱損傷の一つです。


SDFT損傷の最も一般的な部位は、断面積が最も小さい腱の中央部です。SDFTは、馬の前肢と後肢にあり、管骨の後ろに沿って走り、短い繋を蹄骨の骨に接続します。


SDFTの主な機能は、安定化とエネルギー貯蔵です。懸垂靭帯とともに、SDFTは球節関節の支持に大きな役割を果たしています。


SDFTの損傷は、馬の場合、突然の過負荷や腱の進行性の脆弱化の結果として起こります。


しかし、ほとんどの腱の損傷は、転倒や他の肢からの打撃に関連していない限り、累積的な損傷の結果です。SDFTを損傷した馬は、損傷後2~3日後に痛み、腫れ、跛行を示すことが多く、跛行は通常、軽度から中等度で、一過性または断続的です。


馬のSDFT損傷の初期治療目標は、炎症や病変の拡大を抑えることです。


治療は直ちに開始し、馬房休養と30分以内の冷却療法(冷水をかける、Game Ready(馬の脚や関節をクールダウンするのに使用する器具)、テンドンブーツ(馬の肢を冷却))を1日数回行い、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)を投与し、腫れを抑えるために包帯を巻くなどの処置を行います。


腫れがおさまったら、獣医師が作成したリハビリ用の運動プログラムを使って、徐々に運動を再開していきます。


各プログラムは個々の馬に合わせて作成され、損傷の程度や部位、馬の使用状況や現在の運動レベル、所有者の経済的余裕などによって異なります。


また、多くの運動プログラムには、幹細胞、血小板、衝撃波療法、治療用レーザーなどの様々な新しい再生療法を補完するアクア療法の使用が含まれています。     

症状



●熱の存在

●触診に対する感度

●軽度から重度の跛行

●肥大化する

●腫れ

●腱の異常な形状

●馬房休養で跛行が改善

●手掌の弓様腫脹

獣医さんを待っている間

獣医師が到着して跛行の検査を行うまで、馬房で休養させておきます。

治療



※炎症を抑える

馬房休養

冷却療法(冷水をかける、Game Ready(馬の脚や関節をクールダウンするのに使用する器具)、テンドンブーツ(馬の肢を冷却))

湿布

包帯でサポート

再生レーザー


※医学的治療を通じて治癒組織の生成を促進する

衝撃波療法

幹細胞療法

PSGAG

多血小板血漿


※手術

腱分割術

輪状切断術

浅指屈筋腱の副靭帯の離断


※安静とリハビリテーション

長期的な馬房による休息(休息の量は損傷の程度に応じて異なる)手放牧/歩行運動を制御し徐々に運動への復帰、治癒状況を確認するための定期的な超音波チェック

予防



※急激にではなく、徐々に作業負荷を増やします。

※定期的に装蹄・メンテナンスをする

※運動トレーニング前後の適切なウォーミングアップとクールダウン

※跛行の早期発見と治療

※「back at the knee」のコンフォメーションの馬の購入を避ける。

※馬が慣れていない深い足場や不整地で馬を動かせない。

予後



●けがをした場所、けがの程度、予想される競技経歴によって異なります。再損傷がよくみられます。

キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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