サルモネラ属(Salmonella spp) ~ ほとんどの鳥はこの細菌を保有している鳥の糞に触れて感染します



サルモネラ属菌は、グラム陰性 通性嫌気性桿菌の腸内細菌科の一属(サルモネラ属)に属する細菌のことです。


主にヒトや動物の消化管に生息する腸内細菌の一種であり、その一部はヒトや動物に感染して病原性を示します。この細菌は、多くの異なる血清型を有する通性の細胞内病原体であり、2つの主要なグループ、すなわちチフス性と非チフス性に分けることができます。


人獣共通感染症であるのは、非チフス性の血清型のみです。つまり、ヒトから動物へ、そして動物からヒトへ感染することができます。まとめると、どのサルモネラ種に感染してもサルモネラ症を引き起こします。


若い鳥は、腸内細菌叢が未熟であることが主な原因で、成鳥よりも影響を受けやすくなります。孵化場で育った雛は、サルモネラ菌に感染するリスクが最も高く、平飼いの鶏に関連した人間のアウトブレイクの100%はサルモネラ菌が原因となっています。


高齢の鳥がサルモネラ属菌に感染する頻度が低い理由は、環境から正常な腸内細菌叢を発達させ、成長を阻害する拮抗因子を産生することにより、この細菌の侵入から鳥を保護するためです。


伝播:ほとんどの鳥は、この細菌を保有している鳥の糞に触れて感染します。また、屠殺場 (食肉処理場) 、浄化槽、下水処理場などの環境でもよく見られます。

分類



目:エンテロバクター目(Enterobacteriales)

科:腸内細菌科(Enterobacteriaceae)

属:サルモネラ(Salmonella)

宿主



●爬虫類

●犬

●猫

●孵化場のひな

関連疾患



●卵黄嚢感染症

●家禽チフス

●ひな白痢

●アリゾナ症

●サルモネラ症

●卵黄性腹膜炎

●敗血症

●精巣炎および精巣上体炎

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