アメリカでは、多くの初心者によって飛ばされる種です。
アメリカでは、初心者が猛禽を雛から育てて飛ばすことは法律で禁止されているので、野生のレッドテールを罠で捕らえ馴致して飛ばします。
イギリスでは、初心者でも雛から育てて飛ばすことが可能です。
雛から育てたレッドテールは、sticky footednessの傾向が強く、飼い主に対しても攻撃的になることもあるので、ハリスホークに比べて多少難易度が高いと言えます。
雛から育てたレッドテールが性的に成熟すると、飼い主に近づく人間を、パートナーである飼い主を奪うライバルであるとみなして攻撃することがあります。
しかし、オオタカを雛から育てて飛ばすためのステップとしては最適です。
ハリスホークからオオタカにステップ・アップするのは、そのギャップが大きすぎて困難であると言われています。
ペアレント・レアードの個体であれば、ハリスホークとは異なり、伝統的な飼育方法や訓練方法を適用しても問題行動が発生する可能性は低いです。
ハリスホークと比較すると寒さに強いという長所もあります。北海道のような寒冷地で飼育するのに適した種であると言えます。
オオタカにステップ・アップせずにレッドテールを飛ばし続けるファルコナーも多数存在します。それはレッドテールがオオタカほどは難易度が高くなく、実猟も可能であることが要因であろうと考えられます。
レッドテールは、キジ・カモ・ノウサギ等を狩ることが出来ます。
飛行速度がオオタカ等と比較すると遅いという側面が有りますが、その速度は訓練によって実猟可能なレベルまで引き上げることが可能です。
インプリントにありがちな餌鳴きに関しては、オオタカやハヤブサに比べればはるかに小さい声なので、都会の集合住宅でも飼育しやすいのではないかと思われます。
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