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有機燐製剤 ~ ジプテレックス及びDDVP(劇物)

ジプテレックス 家畜中毒

 
 

性状

 
 
Dipterexは1954年バイエル会社より発表されたもので、O,o-dimethyl-l-hydroxy2,2,2-trichloromethyl phosphateで、これは室温で水溶液中比較的安定です。
 
 
m.p.78~80℃、水には僅かに溶け、アルカリには不安定です。
 
 
Dipterexを苛性ナトリウムで処理すると、DDVP O,o-dimethyl-2,2-dichlorovinyl phosphateに変り、エーテル様の臭気があり、且つ揮発性で残効性は2日位です。
 
 
b.p84℃水に不溶でアルカリには稍々安定です。
 
 
Dipterexの毒性はネズミ経口LD₅₀ 400mg/kg、DDVPは56mg/kgで前者はかなり安全です。
 
 

(a)DDVP乳剤

 

有効成分25%を含む。

 
 

(b)Dipterex乳剤

 

有効成分50%を含み300~1500倍液を用いる。

 
 

粉剤

 

有効成分3%を含む。

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