修酸は植物に広く分布し修酸加里C₂O₄HK + H₂Oの形で存在するものがおおい。
本邦に産する植物中、次のものは相当に含有し、馬、牛、羊などの自然中毒例があります。
(1)スイバ(スカンポ)Rumex Acetosa タデ科
ダイオオ R.officinalis
(2)タカバミ(スグサ)Oxalis corniculata タカバミ科
(3)シウカイドウ Begonia evansiana シウカイドウ科
症状
修酸の摂取は消化器粘膜を刺戟発炎し体内に吸収されると体液、組織のカルシウムを奪取して修酸カルシウムを生ずるため中枢神経系および心臓機能の減退と血液のアルカリ性、凝固性を弱めます。
中毒の主徴は流涎、胃腸炎、重度の下痢、筋の震顫、瞳孔散大、搐搦、強直性攣縮、発汗、虚脱です。
療法
カルシウム剤の注射および内用は効が著しく、また生理的食塩水の注射、灌腸、虚脱予防に強心剤の注射等を行います。

