リウマチという病名は多くの疾患、症候群の総称であって、一つの症候群ではなく、数多くの疾患を包含しています。
したがって、かなりあいまいに用いられることもあります。膠原病collagen diseaseとの関連も深いといわれています。
世界保健機構(WHO)の分類では‥
関節におこるもの
リウマチ熱
慢性関節リウマチ
その他
変形性関節炎
変形性関節疾患
その他
関節以外におこるものとなっています。
アメリカリウマチ協会(ARA)の分類
2.結合組織疾患
3.リウマチ熱
4.変形性関節疾患 変形性関節炎(症)
5.非関節性リウマチ、など13種類が含まれています。
しかし普通は、1.リウマチ熱(急性関節リウマチ)、2.慢性関節リウマチ(リウマチ様関節炎)、3.その他の「リウマチ性」とよばれる疾患、に大別し、時にはさらに広く多様な疾患を包含する場合もあります。
A群溶連菌の感染が原因ですが、その感染症ではなく、感染後に現れる心炎、関節炎などを主徴とした疾患であって、発病には免疫学的機構が関与しているといわれています。
日本リウマチ学会で公式にこの名称を採用しています。
病因はリウマチ熱ほどにはわかっていませんが、やはり、発病には免疫学的機構が関与していると考えられています。
関節とその周辺の慢性炎症であって、肉芽組織の増殖、関節滑膜の肥厚、軟骨や骨の破壊、関節強直、線維組織化などが現れます。
慢性の多発性関節炎で、リウマチ熱に似た症状、風邪のような症状ではじまり、次第に関節に変状が現れる場合と、初期症状を欠如し、きわめて慢性に関節炎が現れる場合とに大別されます。
このなかには、強直性脊椎炎、変形性関節症などが含まれています。
家畜の臨床においても、従来、筋肉リウマチ、関節リウマチの名のもとに、原因不明で、特に感冒に継発し、または寒冷や湿気に長時間さらされたことなどによって発症した筋肉痛、関節痛を、かなりあいまいに取り扱ってきています。
たとえば、リウマチ性肩関節炎、肘関節炎、股関節炎です。
なお、飛節内腫などの変形性関節症は「リウマチ性」と呼ばれるものに含まれます。

