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赤外線療法(infrared ray therapy) ~ 日光浴(sun bath) ~ 紫外線療法(ultraviolet ray therapy)

赤外線療法 化学療法および理学療法

 
 

赤外線療法

 
 
赤外線は熱線ともいわれ、可視線よりも波長が長く、生体に吸収されるとそのエネルギーは熱に転化します。赤外線を照射すると、皮膚の発赤、すなわち充血作用がみられる。
 
 
したがって、輻射の方式による温熱効果を期待して使用される。紫外線照射時の反応と異なって潜伏期がない。赤外線を照射すると、照射局所に充血、循環障害の寛解、血行およびリンパ行の促進がおこり、また皮膚感度が低下して疼痛が緩和される。
 
 
鎮痛作用、反射性温熱効果を期待して、筋炎、筋肉痛、変形性関節症、末梢性神経麻痺の治療に、また局所充血、代謝亢進を期待して1~2の皮膚疾患(強皮症、尋常性痤瘡)の治療に用いられる。
 
 
赤外線発生装置としては、ソラックス燈が広く用いられています。
 
 

日光浴

 
 
日光は生物に対する自然の最大の恩恵です。適切な日光浴は血行をさかんにし、栄養素の代謝を調整し、また酵素を賦活し、ビタミンDを形成し、免疫体産生をうながす効果があります。
 
 
日光にはまた鎮痛作用、結痂作用があり、関節運動を滑達にし、気分を爽快にする効果があります。日光のこれらの生物学的作用は、主として波長の短い紫外線によるものです。
 
 

紫外線療法

 
 
紫外線は可視線よりも波長が短く、写真乾板の黒変や一酸化炭素と塩素からフォスゲンを生成するなどの光化学作用が強いので、化学線とも呼ばれます。
 
 
また螢光作用、光電作用なども有しますが、生体に照射する時は、特有の生物化学的作用を呈する。紫外線の生体組織に浸透する力は微弱で、ほとんどすべて皮膚に吸収されます。
 
 
紫外線を照射した皮膚は平均2~3時間の潜伏期の後に発赤して紅斑ができる。これは平均7時間後に最高に達し、のち次第に減退して(18~24時間)、色素沈着に移行する(平均48時間後)。
 
 
この色素は表皮の基底層に生じたメラニンです。皮膚中に含有されているプロビタミンD(7-デヒドロコレステリン)は紫外線の照射によってビタミンD₃に変化するので、紫外線には抗クル病作用があります。
 
 
これらの紫外線の生物学的作用は、他の放射線と異なり、波長によって差がある。たとえば紅斑作用は約300mμ、抗クル病作用は約285mμ、殺菌作用は約200mμなどです。
 
 
実用上は紫外線照射量の決定や出力の測定に難点があるため、現在では皮膚疾患に対する局所照射、手術室や冷蔵庫内の殺菌状態の維持などに応用が限定されています。
 
 
紫外線の人工発生装置としては、主に石英水銀蒸気燈が用いられています。

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