此の鳥も非常に美しく、支那で飼育者に幸運をもたらす鳥として、長年禽舎で飼われました。
繁殖期に喉から出す肉垂は他のジュケイのものより美しくて、支那では此の模様を幸運の象徴として喜ぶものです。
ヒオドシジュケイより飼いやすく、死なす事も少なく、長年月飼育繁殖が可能です。
巣箱の位置は地面より高所に置く方が宜しい。
アッサム、ビルマ、チベット、トンキン地方の高山の森の中にいます。
暑熱に弱いことは前種同様です。
雄の頭は黒色で、頭頂にはやや幅広い橙赤色の帯があります。全身には灰白色で黒の縁どりのある斑点がヒオドシジュケイより細かく、数が沢山あります。
全身の色もヒオドシジュケイより橙赤色です。
雌はヒオドシのそれより、灰褐色で赤味がなく、黒味が強いです。
ベニジュケイ Temminck’s Tragopan
