馬の脚には小さなリンパ管がありますが、逆流を防ぐ弁はありません。脚を流れる液体の流れは、リンパ管の近くにある組織の動きに依存しています。
馬が長時間、馬房の中にいるなどして体を動かさないでいると、下腿の組織液が蓄積することがあります。この体液の貯留により、 「ストッキングアップ」 と呼ばれる下肢の軽度の腫脹が生じます。
腫れは通常、蹄冠から始まり、ゆっくりと上に向かって進み、球節に達する。腫れは後肢に最も多く見られますが、4本全ての下肢に発生することもあります。
いずれの場合も、腫脹は両側性です。つまり、同じ量の腫脹が両方の後肢または両方の前脚に現れるはずです。
触ってみても熱感は感じられず、ストッキングアップしている馬は平熱か、平熱よりもやや低い温度に感じるはずです。
また、馬が活動的になれば、腫脹はすぐに治まるはずです。
症状
●両下腿の軽度の腫脹
●馬を外に出したり、活動したりするとすぐに解決する
●触った感じは普通か少し冷たい
診断
●病歴
●臨床兆候
治療
※治療は必要ない
馬が動き回れるように、あるいは運動できるようにする
※バンテージ(包帯)で養生する
ストッキングアップをしやすい馬が馬房休養をしている場合は、バンテージ(包帯)を脚に巻くことでむくみを最小限に抑えることができます。
予防
※馬房に立っている時間を最小限に抑える
※馬が馬房に立っている間や輸送されている間に、下肢を包帯で固定します。

