管骨瘤とは、運動時の反復運動や外傷などにより、管骨に発生する腫れのことを指します。管骨瘤が発生した当初は、炎症を起こした痛みを伴う腫れとして現れます。
時間が経つと、腫れが骨化して、その部位に骨の隆起が形成(骨性膨隆)されることがあります。第2中手骨および第4中手骨として知られている副管骨は、管骨の両側にある馬の脚の背部を走る細い骨です。
両前脚または両後脚の同じ場所に管骨瘤ができた馬は、通常、硬すぎる路面での作業による振盪の結果です。
片脚に管骨瘤ができた場合は、他の馬からの直接の蹴り、反対側の脚との干渉、その他の外傷が原因である可能性が高いです。
管骨瘤を有する馬は、跛行を示すこともあれば、示さないこともあります。
症状
●副管骨の腫れ
●軽度の、時には一過性の跛行
●最初は熱感や疼痛を伴うことがある
診断
●病歴
●臨床兆候
●身体診察
●X線写真
●核医学検査(シンチグラフィー)
●超音波
●コンピュータ断層撮影
●サーモグラフィー
治療
※馬房休養と管理された運動
※非ステロイド性抗炎症薬の全身投与
※矯正具の着用
※ブーツと保護包帯
※脚の湿布
※外用1%ジクロフェナクナトリウム
※手術
予防
※管骨瘤の原因となる歩様の異常を修正する。
※保護用の包帯やラップ、脛ブーツなどを長期的に使用する。
※非常に硬い表面で馬を運動させない
予後
炎症や疼痛が治まってしまえばいいのですが、病変が繋靭帯に及んだ場合、慢性的な跛行が生じることがあります。

